見守りをデイサービスほっとさんヘルパーさん訪問リハの先生の協力で

出来るだけ強化しながら

母はなんとか警察沙汰にはならず、時を過ごしておりましたOK

 

 

万引き行為の後のバタバタが少しずつ治まり

私は、この先いつまで続くか見えない母の未来の為に

自分にも収入があった方がいいし

子供も母もみられるように

手に職をつけ、

行く行くは家で仕事出来るようにする為に

今しかない!!と修行に出ることにしました。

今からパートとして始めれば、

きっと母の大変な頃には、家で仕事ができるはずと思ったからです。

 

でも

今となっては、そのせいで

家族が母の生活を把握する時間が減ってしまい

きっちり母の食生活を管理することが出来ないまま

時間が流れてしまいましたもやもや

 

 

意味性認知症が発覚した当時は

もともと健康的な物ばかり食べていた母ですので

ほうれん草の和え物やお豆腐、豆、サラダ、お味噌汁、などを中心に自炊する状態。

 

そこから徐々にドレッシングの量が多くなり

なんにでも胡麻ドレッシングを大量にかけるように。

だんだん濃い味付けを好むようになりましたピザ

 

 

診断されて4年目くらいからは

少しづつ作り方が分からなくなったのか自炊が減り

お惣菜を買うのが主になると

ミートドリア、すき焼き丼、甘いお揚げの入ったうどんといった甘い味付け好みちゅーになり

(それでも、カレーやお味噌汁は最後まで間違いながら作っていました。)

それ以外の物にも挑戦するのですが、1口食べては捨てようとする状態ゲロー

 

この辺りから私が働くことになったので、管理も手薄になって

棒のスティックパン、バタークッキー、

バニラアイス、バニラヨーグルト、黒飴、カルピスが大好きで

毎日食するように

 

その量も徐々に増えて行きました。

 

 

自分の口に合うものが分からないようで、

一緒に買い物に行き、母に選ばせるのですが

思った味でなくて、一口食べて残す。

どれを、買っても残す。

たまーーーに食べてくれるとすごく興奮しました。ポーン

残ったものは、家族が食べなくてはならず

毎日の事で、これも相当嫌気がさしていました。

 

偏食での体の健康も気になりますが

も心配で、よく歯医者に行きました。

 

 

歯医者さんに相談し

 

歯医者さん 『○○さ~ん、これはね(黒飴持って)歯によくないわー。あかん。あかんのよー』

 

 

などと母の分かるあかんを使って直接注意してもらったり

 

 

私      『お母さん!!これは(黒飴指して)痛いから、これがええねんて!!爆  笑

 

歯医者さんに薦められたフッ素入りの甘いタブレット黒飴の代わりにする事も試みましたが

 

母      『へぇー。そうなん?おねがいおねがいおねがい 』

 

といいながら、黒飴開けてガリガリ。。。口笛   チーン

 

うまくいかず

結局歯にフッ素をしてもらうのが精一杯でした。

 

それも徐々に嫌がるようになり、

家での口腔ケアも『ブクブクして』の言葉も通じず、限界があり

それを、仕事で疲れて帰ってくる妹が毎晩なんてとんでもない労力で

到底無理でした。ショボーンショボーンショボーン

 

 

そうこうしているうちに

歯磨きの後にも、黒飴ガリガリし続ける、そのまま寝る、というルーティーンが

母の中で当たり前になっていき

もう防ぐことが出来なくなりましたもやもやもやもや

 

どうにかしたい気持ちはあれど

どうにも出来ない状態。

その黒飴、スティックパンを大量に補充するのに

また母が買い物に出てしまう事が怖くて

補充を私たちが大量にしている

訳の分からない日々を過ごし、、、

それが終わる日は来ませんでした。。。

 

それも、のちに入所を決断する大きな要因になりました。

 

色んな、もっとこうしていたら・・・   があります。

 

 

認知症が進むと、本人がこうして欲しいと自己決定出来ない事

家族はいつも悩みます。

 

いつも『お母さんなら、こうして欲しいかな』と母のもともとの人間性を思い出し

必死で想像し

心の声に耳を傾け、そして勝手に決めるのです。

そうするしかないのです。

それが直接命に関わる選択だとすれば、もっともっと慎重に。

そうして決めたことに、結果も含めて

家族は受け入れなければなりません。

 

母の入院期間中である今

もっとこうしていたら・・・が多すぎてつぶれそうになり

そう思う事をやめました。

 

もっとこうしていたら・・・は大きくなると介護者を潰します

 

私が元気で笑っていなくては。。。

 

潰れそうになって、今それが1番大事なのではないかと最近思います。

私がみんなの土台なのだからと。

 

もし私のように

もっとこうしていたら・・・

どうしてあんなこと・・・と今も悩んでらっしゃるご家族さんがいらっしゃったら

どうか自分を責めないでほしいです。

今日もあなたが元気でいて下さる事で、救われる人がいるはずです。

 

そう自分にも言い聞かせながら進んでいきます!!