お昼まであと少し♪


と思っていたmakeにボスの影が・・・



「これ○○に12:00までに届けてくれないかな。」




・・・・はい



って、おーい、もう11:34ですよ



急いで出たmake


通りでタクシーを拾おうと思いました




が、只今前代未聞の肥大make



   「小さな距離からてくてくと走る人



が目下のスローガン





地下鉄の駅へ走り出しておりました



ラッキーにも電車はすぐに来て、タイムロスなし



電車はすいておりましたので、ここは座ってエネルギー温存です


すると向かいの殿方がmakeをチラ見しております


同い年くらいだけど



  うわっ 三十路のくせにエビちゃんの髪型してるよ


  げっ  三十路のくせにハートのネックレスしてるよ


  ぎょっ 三十路のくせに結婚してないよ



とかどーせ思ってるんでしょむかっ


最近makeはちょいとひねくれモノなんですぅぶーぶー




降車駅についたので、さっさと降りたmake



あとは目的地までの200メートルダッシュでゴォォール!です


颯爽とスタートしようとしているmakeに



「あのーすみません」



さっきの殿方です


なんでしょう?何か三十路女に文句でも?



「突然で申し訳ないのですが、お食事とか時間ありませんか?あの、その、いいなと思って」

















ちょっと好みだ・・・










でも、時間ないっす汗




200メートルを自己ベストで走りきる覚悟で今スタートラインに立っておるのです


この数秒すらタイムロスなのです





でも、こんな書類ポイッ





なーんてね



働かねばおまんまおにぎり食べていけないとです




「ごめんなさい。とっても急いでいますので」






涙を呑んで前を向いて一目散に猛ダッシュ


貴方には私の背中が泣いているのが見えますか?




おかげさまで、時間通りにちゃんと書類をお届けできました





帰り道、Rちゃんが先日ふと漏らした一言を思い出しました



「makeさん、私達が今の負け状況にある大きな原因なんだか知ってます?」


チャンスをみすみす見逃してきたからですよ」




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神様、チャンスはもう少し余裕を持って与えてはくださらぬか?


来年のmakeの小さな願いでございます。