毎日のようにニュースで流れるイジメ問題
makeは中学のとき下駄箱の内履きが無くなった事があります。
裏の神社に呼び出されて、毛虫を投げられたこともあります。
女子の先輩に。
理由はその先輩が好きだった男の人がmakeを好きだと言ったから。
ノープロブレム。気にすることはありませんでした。
その先輩達は半年後にはどっかの高校にすべりこんで、2年後makeは別の高校に入るのですから。
この先人生が交わることはないのです。
そんな屈しない態度が功を奏したのか、卒業後は無事二度と会うことなく今に至ります(笑)
でも逆の立場になってしまったこともありました。
makeの中学は2,3年が持ち上がりの同じクラスです。
その子は成績優秀でおとなしくてマジメな女の子でした。
頭の良い子には2タイプあると思うのですが、彼女は生徒会タイプです。
誰も立候補しないから、いつも推薦され満場一致でクラス委員になる彼女。
3年の1学期の途中から彼女が来なくなりました。
ある日担任の男性教諭から
「○○が最近学校に来てないのを気づいていると思うけど・・・」
と言われて初めて気づきました。
「実は○○は薬をたくさん飲んでしまった・・・今は自宅療養中だ」
makeはそれが自殺行為だとはすぐには思い浮かびませんでした。
幸いにもお父様がお医者様なのですぐ処置をされ一命は取り留めたとのこと。
「理由はこのクラスに来たくないということらしい」
makeは彼女とは特に仲良しではないけれど、同じ高校を目指していることもあってたまに話をする機会はありました。
そんな風に悩んでるなんて・・・
「いつもクラス委員を押し付けられたり、マジメだマジメだって言われてそれをイジメられてるって思ってるらしい」
「保健室までは来れるのだが、この教室に入りたくないって言ってる」
ショックでした。
makeを含めクラスメート達はイジメてるって意識は無かったと思います。
でもそういう何気ない刃が彼女を傷つけ苦しめ、そして死にも向かわせたのです。
その後は彼女の強さと努力で教室まで来れるようになり、腫れ物に触るようでも拙いなりの周りの努力でなんとか卒業を迎えました。
makeは彼女と高校も一緒になりました。
高校入学とともにとても明るくなった彼女。
メガネをコンタクトにかえ、髪を伸ばしたら彼女は見違えるほどの美人に。
そして学年一の容姿と頭脳を持つヒロシくんとお付き合いし、みんなの羨望の的になりました。
今もたまにクラス会で会いますが、2人の子にも恵まれとても幸せそうです。
で、makeが何を言いたいかというと
人生は何回だってやり直しが効くんです!
もし、今イジメられてたり、苦しいことがあっても
自分の人生から逃げるんじゃない。
けど
環境を変えてもいい。
学校を変えたっていい。
そんなことは逃げじゃない。
弱くて恥ずかしいことじゃない。
次の学校では何もなかったように大手を振って生きればいい。
それが本当の自分なら。
何度だって人生にチャンスは転がってるよ。
そう思って生きてとりあえず今日を生きてみる。
どこで楽園が待ってるかわかんないじゃん。
そう思ったら死ぬなんてもったいなくない?
子供たちへ
大人はかなり楽しいよ
make