今日はちょっとまじめなお話。
昨日宇都宮地裁で判決がでた「栃木リンチ殺人事件」
あまりにも残虐で悲しい事件です。
当時事件の詳しい内容を読んだときに、あまりの酷さに吐き気がしたのを覚えております。
このような形で子供を亡くし、また戦い半ばで亡くなった母親の無念さを思うと、少年犯罪の無期懲役が果たして相当な刑であるのかわかりません。
今回の民事事件の争点は「警察の怠慢捜査によって被害者が殺害されたか」ということです。
警察の「民事不介入」の壁。
makeもこの壁にぶつかったことがあります。
5年前makeはストーカーに悩んでおりました。(電車男とは別人です)
執拗に追いかけられ、挙句に会社や家の前で待ち伏せされるようになりました。
これは追いかけられた人しかわからないことかもしれませんが、怖いです。
見かけるだけで、震えがきます。
例え相手が危害を加えてこなくても、です。
彼らから発せられる空気はやはり尋常ではないのです。
「ちゃんと断ればいいじゃない」と思われますか?
もちろん断りました。
「なんかひどい事したんじゃないの?」と思われますか?
全く知らない人です。
最終的にはこれ以上近づいたら法的手段も厭わないと宣言もしました。
が、彼にはそんなことは理解できないのです。
逆に私はなんでそんなに執拗に付きまとうのか理解できません。
そんな折、郵便物が開封されるという事件がおきました。
近所に住むNちゃん夫婦が駆けつけてくれ、やはり警察に相談したほうが良いとの結論に達しその場で最寄の警察に電話をし、経緯と現状を説明しました。
それから30分。警官二人が到着しました。
まさか来てくれるとは思っていなかったので心強く感じました。
が、結論は
「肉体的に危害を加えられたわけではないので、警察としても難しいです。少しパトロールは強化しますから・・・。」
「あとは証拠を集めて、民事なりでどうにかするしかないと思いますよ。」
私も警察の民事不介入の姿勢はわかっております。
でも何かあってからでは遅いのです。
こんなに不安で怖い毎日をどうにかして欲しいのです。
そして前ほどではないにしても未だに奴は私の周りをうろついております。
確かに何もされておりませんが、5年経った今も恐怖と憎しみの気持ちは変わりません。
「民事」と「刑事」の間にはそんなにはっきりしたラインはあるのでしょうか?
私にはむしろお互いに相手の領域に踏み込むことを恐れて、不介入空間ができてしまっているように思えます。
警察の方の日々の努力も感じます。
毎日起こる様々な事件から少しずつ改善されてきてることも多いでしょう。
ただ悲しい事件を重ねることなく、この空間が埋まってくれればと願って止みません。
そう改めて感じた昨日でした。