ボスから内線が入りました。


  「ちょっと部屋に来てくれないか?君の意見が聞きたいんだ


おーっと、いつもと違う落ち着いた声。


mekehisho「相方」から「ビジネスパートナー」に昇進でしょうか?



執務室までの20歩、自然に背筋も伸びます。

シャツの襟も正します。


お部屋に入ると席へ促されました。



そしておもむろにオレンジ色の箱を2つ取り出し








   「どっちがいい?」








エルメスのスカーフです。







  「人にあげようと思うんだけど、どっちがいいか迷っちゃって」







・・・・・・・・しかも私にではなんですね(涙)





   「で、僕はこっちが良いと思うんだけど」






  そっちいいです。。。





 (いけない、いけない。ドラへもん様スイッチオン)



  「いえ、そちらのほうが素敵ですわ。」





  「やっぱり?じゃ、こっちにするね。makehishoさんに相談して良かった♪」



  「あ、もう戻っていいよ」




  失礼します・・・





誰に?とかそんな疑問も浮かびませんでした。




makehishoがボスのお力になれるのはこのぐらいですもの。




でももうひとつのも良かったですよ。




   でもmakehishoおこぼれには預かれませんのね。。。