自分がその能力に気がついたのは
いったいいつ頃からなのだろう。
他人との会話のなかで
相手の感情や思考の動きが
表情や振る舞いから読み取れる。
そればかりか
先回りして相手を驚かせたり
共感することで相手を懐柔したり
それが当たり前になった。
考えてみれば
自分が他人間の思考を察する
ようになったキッカケが
家庭環境が影響を与えたと
言えるだろうことも
今の自分には至極納得できる。
時々、他人から話を聞かされ
そのうちこちらから何かしらの
助言をすることも多々あった。
今はむしろこの能力を
これからの人生でどのように
役立てていこうかと考えている。
最近の出来事として
メンタリストのDaiGoが
ネット動画で差別発言を繰返し
炎上の挙げ句に謝罪に追い込まれ
スポンサーらから背を向けられた。
彼は他人の心の動きを読む能力や
スキルに長けている。
それは他人を掌握し支配したと
錯覚させるには十分過ぎるものだ。
けれど
それほどの能力を持ちながら
なぜ彼は弱者達の心の中を読んだり
理解したりしようとはしなかったのか?
少なくとも彼はその能力の使い途を
自らの虚栄心を満足させることに
向けてしまったのだ。
他人の気持ちに共感したり
理解することができることというのは
実はかなり自分の心に大きな負担と
なることの方が多いように感じる。
いわば両刃の剣が
この能力の本当の姿のように想う。