Appleがついに
その長年温めてきたApple Glassesを発表した。
そして$499という戦略的な価格付けで。
もちろんAR技術がそのトピックの中心だ。
上記の動画を観れば技術的な素晴らしさは
それこそ驚嘆するレベルだと個人的にも想える。
なによりこのGlassesのデバイスとしての薄さ。
iPhoneやWatchの薄さも素晴らしいが
Glassesに見るデバイス構造はエレキやメカの
構造を意識させることがないほど普通のメガネだ。
そしてAR性能は
右のテンプルに配したLiDARセンサを搭載すること
からも想像通りのフレキシビリティだ。
iPadでは
すでにLiDARによるARアプリがリリースされており
技術の”断片”に触れる機会はすでにある。
しかし、iPadでは
あんな大きなものを、しかもカメラを通した映像を
観るという行為が公衆上で行き交う人々の間に
溶け込む可能性は到底考えられないが
Glassesにはその可能性が十分にある。
たとえば近未来をテーマにしたコンテンツに
よく出てくるホロ技術などはARとして実現しやすい。
現実の視野風景にCGや別の映像を重ねることで
- リアルタイムガイドやナビゲーション等の移動補助
- ポップアップや仮想キャラによる呼び込み等の広告表示
- 街全体でのプロジェクション・マッピング等の遊興利用
- 声や環境音の見える化(聴覚障がい者支援)
- LiDARによる周囲環境の音声伝達(視覚障がい者支援)
- 関係する他者の探索と識別(人探し支援)
などのアイデアや例は枚挙に暇がない。
このような技術が日常的に利用されることで経済効果はもとより、
目や耳に障がいのある方たちへの生活支援や、
人同士のコミュニケーションを円滑にする効果も期待でき、
社会活動がさらにスマート化されることが想像できる。
一方でこうした技術はハッキングや恣意的な利益追求、
果ては社会全体を操作されるなどの弊害は容易に考えられ、
その脅威はスマホに比べてもより大きなものになるだろう。
(スマホは画面から目を逸らせば回避し易いがメガネは外し難い)
よって情報セキュリティ面では今以上に厳しく強度の高い
ルール(法整備)やモラルを求められることは必至だろう。
さて、こうしてまだ発表され、実物すらない段階でいろいろと
出来そうなことや危険性などを述べてきたのだが、
どちらにしても世に放たれてみないことには、
どんな化学反応を社会に起こすのか知りようがない。
ということで、書き綴るのはここまでとし、
実物が国内で流通される日を今は楽しみにしておこうと想う。
P.S.
そういえばサングラスを覗くと、実は周囲の人々が皆、
異星人に取って代わられていた・・・なんていう映画があった。
ゼイリブ(They lives)というタイトルだが懐かしく思い出した。
今回のARとは逆転な発想だが、こうした映画をテーマにした
アプリが出ても面白そうだ。
オリジナルドラマまで、豊富な作品なら。
了
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