最近ご無沙汰の鍛冶屋ネタも、たまにはブログで報告しておきます。
・・・今年に入って、肝心のモノつくり、なんにもできてないですよね。




まだ試作段階なのですが、鉄板スキレットの新たな仕様のものを作っています。

矢掛町という所はかつての宿場町で、その街並みを楽しむ観光地でもあるんですよ。
その観光ついでに、体験講座を楽しんでもらおうと思って、この鉄板スキレットを作ってもらう企画を考えている訳ですが。
今まで作っていたものは、鍛金の要領で、厚さ3.2mmの鉄板をハンマーで叩きだして作っていた訳です。
ところがこれ、やはり時間がかかってしまう上に、ハンマーで叩く際の衝撃が、保持している左手に加わって結構痛いんですよ(笑)
その辺りを改善しないと、ワークショップとしてはどうかなと。

そのため、制作方法を大幅に変える事から考えている訳です。

この試作品もやはり厚さ3.2mmの鉄板から作っています。

プロパンガスで炙りながら作ってみたんですが、もう少し縁の立ち上げが立つように深くならないものかと。
もちろんこれまでに作ってきた鉄板スキレットの中では一番深くできていますけれどね。
今現在で縁から鍋底までの深さが約24mm。



裏側はいかにも鍛造で作ったような、槌目がついていてカッコイイんですけれど。


もちろん蓋もこれから作ります。