昨日までにこんなものを作ってみました。




タイトルには「鉄筋ベンダー」として記入しましたが、鉄筋に限った事ではないんですけどね。
要は鋼材を常温で曲げるための工具「ベンダー」ですね。

これ、欲しかったんですよ。
これまでは鋼材を火に入れて加熱してから曲げていたんですが、常温で曲げられるんですから。
コークス等燃料の削減と、手間の削減ができないかと思って。

7日にコークス炉に火を入れたついでに、センターで使った軸の鍛造をしました。
16mmの丸鋼を二段階に直径を変えて。
旋盤がないので、こんな感じで火に入れてある程度絞って、あとはヤスリで削って調整するしか、今の所方法がないんですが、冶具を一つ作ってからというものの、かなり部品作りが楽になりました。




裏側には16mmの角鋼を溶接、アンビルの角穴、ハーディーツールホールに差し込んで固定できるようにしています。
曲げる際、かなり重いものがないと動いてしまってダメですね。
この100kgのアンビルでも動いてしまうくらい。結構な応力がかかります。





さっそく9mmの丸棒を曲げてみました。
概ね、いい感じに曲がってくれます。
これなら10mmや13mmの鉄筋も曲げる事ができますね。
基礎工事もするセルフビルダーには一台あったらいいと思いますよ。




曲げ方も自在・・・とは言わないけれど、少しずつずらしながら曲げていくと、大きな曲げ半径も曲げる事ができます。





これで、例えば先日完成したアウトドアラックのような曲がりも常温で曲げる事ができます。
手間を少し省く事ができるでしょう。




13mm以上の鋼材は今のところ曲げていませんので、そこまでは曲がらないかも。
そんなごっつい鉄筋を曲げるのは、電動の鉄筋ベンダーが欲しい所ですね。




残りの工夫として、いずれ用意したいのは、長尺材を曲げる際、水平を維持する支えをなんとかして作りたいですね。