夜、あるいは朝早い時間帯、音の出る作業は一切ダメなので、する事がない毎日。
時間がもったいない。
この時間帯になにかできる事ないかと、いろいろ考えているんだけど。
特に朝。あまり眠れなくて、4時には起きてる事が多いんですよ。
する事がないから寝るのも早いんですけどね。
去年、商売をやめて、んじゃ、次何しようか?と、いろいろ考える中で、興味ある事の一つに陶芸があるんですけどね。
陶芸なら騒音の事で悩む事もないし。
実家のリフォームの壁土、あるいは漆喰に混ぜる粘土を集めていた事もあって、いくらかの粘土があるんですよ。
先日、若干片付けたんですけど、臨時の鍛冶工房の一角に粘土置き場を作って保管してます。
現在、三種類ほどの粘土がありますね。
一つは、この地域の田んぼの下にある水止めの粘土。
小石が大量に混じっているので、それを取り除くのが大変なんですけどね。
先日も、実家の裏を雨樋の配管を埋設する際、設備屋が掘った土の大半が、これと同じ粘土でした。
土のう袋一杯分だけ、頂いて保管しています。
この土が陶芸に向いているのかどうかわからないんですけどね。
もう一つは、滋賀の知り合いの裏山を掘らせてもらって集めた粘土。
これが二種類あって、そのうちの一つは酸化した鉄分が多くて、より細かい珪砂が多い粘土。
すでに水に沈殿させてアク抜きをしています。
菊練りに挑戦してみたいんですけどね。
もう一種類が、滋賀の青粘土。
信楽でタイルの材料に使われている土らしいんですが、今は次第に掘れなくなってきてるようですね。
たまたま知り合いの山から出てきていたので、土のう袋3杯分ほどもらってきました。
硬くて砕くのが大変で。
磁器も石を砕いて陶土を作るようですけれど、そんな感じ。
陶芸も、様々な粘土をブレンドしてるそうですけれど、これらの粘土が陶芸に向いているか?
それはわかりません。
珪砂が多い土は高温焼成をしても割れにくいという話は聞いた事があります。
珪砂の成分はケイ素、ガラスの材料ですよね。
陶芸とは、粘土を構成する様々な物質の焼結ですので、ガラス質が多くなれば割れにくい
という事なんでしょう。
ただし、火にかける土鍋のような使い方はできないという事なんでしょうね。
土鍋は三重・伊賀の土、すり鉢は出雲の土という感じで、地域によって得意分野があるようで。
あるいは、土のアルカリ(アク)が強い土は割れやすいので、水に沈殿させて上澄みを取り去る事を繰り返すのだとか。
実際、うちの近所で採れる田んぼの水止めに使われている粘土はとてもアルカリが強くて、手がよく荒れますね。
すでにアク抜きをした粘土も3杯分くらいありますので、いつでも使えるし、自分が使うだけならしばらくはあるかなと。
陶芸を極めようとは思いません。
なので電動のろくろを買い揃えるつもりもありません。
手ひねり、掻き落としでいいんじゃないですかね。
言える事は生活雑器も自分で作れたら、余計な出費は必要ないでしょ?
なにより時間の有効利用ができるのであれば。
でも、近くに陶芸教室があれば、ちょっと通ってみたいなと。