去年から企画を進めているセルフビルドスクールの事で、詳細を話しておきたいと思います。
その前に、セルフビルドスクールってなんだ?という説明を。
約20年くらい前までは、国内でもログハウスを自分で建てたいという人向けに、その建築技術を教える「学校」が全国各地にありました。
ログハウスの需要自体の衰退と共に、だんだんとその数が減り、今は限られていますね。
ログハウス自体、日本ではあまり普及しなかったのは、やはり坪単価の事、防火地域等の法律の規制の問題など、いろいろとあると思いますが、現在の平均的な所得水準の低下が一番大きな原因かと。
ただ、現在でもセルフビルド(自分で家を建てる)自体の需要はあります。
高知などにもそんな「学校」ができて話題になっているようですね。
なので、ビジネスモデルとしては存在しているという訳ですが、他と同じ事をやっていてもダメでしょうね。
そこで、他ではできない付加価値を指導するという事で企画をしていました。
クラウドファンドを頼って資金繰りと広報を行おうとしたのですが、これがお話にならなくて。
仕方ないので、自分でやろうかと。
他と違う事を、何をどうやろうかという説明ですが。
「ナチュラルビルディング」という言葉をご存じでしょうか?。
木材、竹、土、石など、本当の自然素材だけで作る家作りの総称ですね。

この写真はnaturalhome.orgからの引用になりますが、例えばこんな感じ。
実際には、茅葺き屋根は、住宅密集地には法律の規制上建てにくいので、必ずしもこのイメージではありませんが、土壁+漆喰、曲がった木などの活用をデザイン的に考えてみようという学校を目指そうかと。
ストローベイルハウスのワークショップなどを企画した場合も、大半が女性の参加者ですね。
ログハウス=男のという感じがして、範囲が狭くなりますが、女性にも受け入れられるデザインを取り込む事で参加しやすいような企画をしていきたいと考えています。

こんな手道具で、曲がった丸太でも構造材にする事ができるんですよ。
コナラなどの広葉樹も使い方によっては構造材になりますので、里山再生などの面でも企画として使えるのではないかと。

先日の記事にも掲載しましたが、この写真もそうですね。ナラと栗の木をちょうなで斫って構造材に使う訳です。
粗っぽい表情が個性的な家作りになる訳で。それらの技術指導を行います。

枝のついたままの姿で、柱にする事ができるんですよ。
こんな使い方、日本の大工さんでも、あまりしないですよね?
「天然の方杖」という訳です。
ログビルディング(ログハウスを建てる技術)の肝の部分「スクライブ」ができればできる事です。
そして、その他の技術・・・例えば、石の目の読み方、石の割り方、石の積み方。
細長い切石を「野辺石」といいます。
かつては家の基礎などに使われていた石で、これを割っている最中の動画です。


あるいは、うちでは鍛冶屋もやっていますので、自分で使う刃物の作り方の経験も。


例えば建具の金物も、自分で作れるようになります。ヒンジやラッチなどですね。
もちろん図面の書き方も(フリーのCADソフトを使用)指導します。
左官の技術も、プロ中のプロでなくていいんですよ。それらの経験もして頂きます。
鍛冶屋の経験・・・鉄を加熱してハンマーで叩いて・・・なんて経験、普通ならないでしょ?
そんな非日常を経験できる学校を全国各地で開催したいと考えています。
いかがですか?パッと書いただけでも、こんなに盛りだくさんな技術指導をする学校。
まだカリキュラム、料金体系などを完全には決めていないので、今後の話という事になりますが。
なにより開催する場所ですね。それが決まらないと何もできませんが。
詳細はまた決まり次第、順次公開したいと思いますが、興味のある方の反応をまず聞きたいと思います。
