人間グーグルたまりdiary

告白/湊かなえ

こんなに後味の悪い小説、久しぶりに読んだ。。。
読んでいる最中も口の中がずっと苦いような、
嫌な感覚を味わいながら読んでいたけど
先が気になって気になって、まさに「一気読み」した感じです。

1つの事件に関わった、それぞれの人の視点で話が進んでいくのだけれど
それぞれの語りを見事に書き分けた作者の筆力には驚きました。

人が悪に手をそめてしまうきっかけや理由は、
本当にちょっとしたボタンのかけ違いだったり、
コミュニケーション不足だったり、純粋な思いが歪んだだけだったり。
いつそうなってもおかしくないのかも、と妙なリアル感があり、
人間のおぞましい部分をこれでもかというくらい見せつけられた気分。

面白いけど、最後まで全く救いがないところは残念に思いました。