
宮城と山形の県境にある蔵王山では、今月7日以降、火山性地震が相次いでおり、気象庁では今後、小規模な噴火のおそれがあるとして、蔵王山に「火口周辺警報」を発表し、火口「馬の背カルデラ」から約1.2キロの範囲では噴火に伴う噴石に警戒するよう呼びかけている。
気象庁によると、蔵王山では今月7日から、山頂の「御釜」付近が震源とみられる火山性地震が急増しており、12日には38回、13日は午後1時までに25回と、7日から1週間で175回に上っている。
2013年以降、火山活動が続く蔵王山では、特に昨年8月以来、傾斜計が山頂の南側で盛り上がりをとらえるなど、火山活動の高まりがみられている。今月9日午後には、地下の水蒸気やマグマの動きを示す火山性微動が1分20秒にわたって観測された。
気象庁では、蔵王山では火山活動がやや活発な状態が続いており、今後、小規模な噴火が起きる可能性があるとして、13日午後1時半、噴火予報(平常)を、火口周辺警報(火口周辺危険)に引き上げた。
「馬の背カルデラ」から1.2キロ程度の範囲では、噴火に伴う噴石などに警戒するよう、宮城県の蔵王町、七ヶ宿町、川崎町、山形県の山形市、上山市に対して呼びかけている。