
入隊前はみんな大忙し! 麗しのジェジュン(JYJ)も31日の入隊を控えて23日に来日し、同日深夜と翌日に日本(入隊前)最後のイベントを行いました。もちろん、忙しいのは本人だけじゃありません。そこに群がる人たちもある種の〈閉店セール〉に勤しみ、ファンをしゃぶりつくそうとがんばります。
今回取り上げるのは、彼がアート・ディレクターとして参加するブランド、モルダーのジャパン・ローンチング・イベント(23日)です。展示販売(午後5~9時半)と、ジェジュンも参加するショーケース(午後11~12時)という2部から構成されたこの企画。開催1週間前に発表されたことからもうかがえるように、すべてがにわか仕立てで、さらにグダグダ感たっぷり。それは、ジェジュンと会える喜びよりも疲労感を感じさせるものでした。
事は3月半ば、〈モルダーの新宿伊勢丹進出〉というウワサがネット上に飛び交ったことから始まります。そしてほどなく、モルダーが公式に新宿中央公園隣のイベントスペースでローンチング・イベントを行うことを発表。とくれば、誰だって、伊勢丹にショップができ、それを記念したイベントだと思いますよね。しかも、モルダーグッズを公式販売している埼玉県の通販業者が「(伊勢丹と23日のイベントは関係が)たぶんありそうですね」なんてつぶやくもんだから、ウワサの信憑性が一気にアップ!
が、結局のところ、伊勢丹なんて話はどこへやら。発信源はモルダー韓国店の従業員の話と言いますから、伊勢丹に店舗ができればいいなぁ、ってレベルだったのかもしれません。
さらに、イベントの共同主催者というこの通販業者さんはひとクセあり。「ジェジュンを人寄せパンダにしないで」という声に対し、「今回のことで僕が喜ぶことはないですね。あそこでどんだけ売れて、どんだけ売り上げが上げっても僕たちは1円ももらいません。こういうメッセージがきたら嬉しくはないですね」とつぶやき、対応力のなさを露わにします。
◎ルールを破った人が得をする
どうすれば、ショーケースに参加できるのかも、ファンの関心の的でした。でも、これがまた、3万円以上の購入者、先着順1000名→2万円以上の購入者、先着順1000名→バッグ購入者400人に優先入場券、ほかの商品の購入者のなかから抽選で600人に一般入場券、とコロコロ変ります。
当日だって何が起きるかわかりません。会場入り口の列に並ぶと、両面カラー印刷されたカタログが配られ、係員から「3~9万円台のバックが優先入場券の対象で、2万円台のポーチバッグは対象外」との説明が。
400人目に間に合ったとしても油断はできません。バッグを2個買った人には優先入場券が2枚、3個買った人に は3枚配られるという、金が物言う状態。鞄を買った400人目の人も入場券が確約されず抽選枠になっちゃうのです。
また、入場券ほしさにバッグを買う人も出る始末で、オークションサイトには当日買ったと思しきバッグがすぐに上がります。即売会の終盤には値引きも行われ、高級ブランド(モルダーは、「国内外のトップセレブリティに絶大な人気を得ている」と評判です)のイメージはどうなったの? と心配になります。日本上陸初日から値引き&バナナの叩き売り状態なら、今後、誰だって定価じゃ買いませんって!?
さらに混乱に輪をかけたのが当日の整理券です。実は、1部開始時間前の来場の自粛と、事前の順番待ちの禁止がきちんと告知されていました。とはいえ、ファンは朝早くから会場に駆けつけ、なかには前日深夜から近くのファミレスで待機し、早朝から並んだ、なんてツワモノも。そのため、主催者は急遽、事前に集まった人に整理券を配ったのですが、規則を守って時間どおりに来たファンからすれば、当然「ズルい!」ってことに……。主催者の場当たり的な対応により、正直者が馬鹿を見る結果となったのです。
と、そんなこんなで、開催前から当日までスッキリしないこと尽くめのイベントには後味の悪さだけが残りました。
ジェジュンは、今後1年半分くらいのデザインはやっているので、これからもモルダーの商品を買ってほしい、と語ります。ただ、この日のバッグがジェジュンと会うためのツールと化していたことをふり返ると、彼と会えるという特典なしで、高価なモルダー・バッグを買う人が、はたしてどの程度いるのだろうと不安になります。
えっ、私ですか? 正直なところ、あまり、手にしたいと思うデザインじゃないんですよね。だって、ゴツゴツしているっていうか堅い印象で、私の服にはちょっとマッチしないかなって。一番お安い本人モデルのペーパー・トイ(3,000円)にも萌えない私はファン失格でしょうか?
今週の当番=佐々木薫
「深夜の新宿は危ない!」と語るジェジュン・ファンの多さに驚いた、新宿勤務のアラフォーK-POPファン。