このコーナーでは、増野肇教授とキックボクサー・松崎公則の、ブログを通じた対談を公開していきます。
Q1.松崎
私の体験が、森田療法やうつの回復パターンを自然と実行していたという話がありましたが、具体的にはどの行動がそれに当たるのか、専門家の視点から説明していただけますでしょうか。
A1.増野教授
お答えします。
それは、鬱生活②の最後のところです。ご自分で自然にしたがってやられたことが良かったと思います。
1)鬱の原因から離れること。
問題を解決しようとそれに取り組めば取り組むほど、その神経のネットワークを強化して、逆に治らなくしてしまいます。出来ないことをやるのですから失敗するし、その結果として本来のうつの上にもう一つの苦しみ(自分はだめな人間だ)を付け加えることになるからです。
森田療法では、治そうとしてはいけないと言いますが、治そうとすることが逆に悪化させるからです。原因には触れずに置いたことが良かったと思います。
2)楽しいことから取り組んだこと。
何もやらないで寝ていることから、だんだん楽しいことに取り組み始めました。出来ることで楽しいことから始めるのがいいのです。エンジンが動き出すのには、動きやすいものが必要です。それは楽しいことです。ご自分のやれることで好きなこと、温泉に行くとか、歌うとか、それをしているうちに、やさしい仕事ぐらいならやれるようになります。その時に頑張らないで、やれる範囲でやったことも良かったのだと思います。今までの分を取り戻そうとして悪化する人がいます。それをしなかったことも良かったですね。
3)キックボクシング
うつの人は左脳が優位になっています。そこで悩んでいるのです。右脳と活性化しないといけません。それが、歌うことであったり、運動することなのです。「運動療法」と言う言葉もあります。歩くとかジョギングをするとかが奨められますが、ご自分のお仕事がキックボクシングであったらそれが一番良かったのでしょう。
こんな風にして、自然にやっていたことが、治療にもつながる行動だったわけですね。人から教わらなくても、自分の体に聞くことができたからではないでしょうか。自分の頭で考える(左脳)ではなくて、身体の求めることにしたがった(右脳)からではないでしょうか。
Q1.松崎
私の体験が、森田療法やうつの回復パターンを自然と実行していたという話がありましたが、具体的にはどの行動がそれに当たるのか、専門家の視点から説明していただけますでしょうか。
A1.増野教授
お答えします。
それは、鬱生活②の最後のところです。ご自分で自然にしたがってやられたことが良かったと思います。
1)鬱の原因から離れること。
問題を解決しようとそれに取り組めば取り組むほど、その神経のネットワークを強化して、逆に治らなくしてしまいます。出来ないことをやるのですから失敗するし、その結果として本来のうつの上にもう一つの苦しみ(自分はだめな人間だ)を付け加えることになるからです。
森田療法では、治そうとしてはいけないと言いますが、治そうとすることが逆に悪化させるからです。原因には触れずに置いたことが良かったと思います。
2)楽しいことから取り組んだこと。
何もやらないで寝ていることから、だんだん楽しいことに取り組み始めました。出来ることで楽しいことから始めるのがいいのです。エンジンが動き出すのには、動きやすいものが必要です。それは楽しいことです。ご自分のやれることで好きなこと、温泉に行くとか、歌うとか、それをしているうちに、やさしい仕事ぐらいならやれるようになります。その時に頑張らないで、やれる範囲でやったことも良かったのだと思います。今までの分を取り戻そうとして悪化する人がいます。それをしなかったことも良かったですね。
3)キックボクシング
うつの人は左脳が優位になっています。そこで悩んでいるのです。右脳と活性化しないといけません。それが、歌うことであったり、運動することなのです。「運動療法」と言う言葉もあります。歩くとかジョギングをするとかが奨められますが、ご自分のお仕事がキックボクシングであったらそれが一番良かったのでしょう。
こんな風にして、自然にやっていたことが、治療にもつながる行動だったわけですね。人から教わらなくても、自分の体に聞くことができたからではないでしょうか。自分の頭で考える(左脳)ではなくて、身体の求めることにしたがった(右脳)からではないでしょうか。