20年後、私は63歳。その頃日本は、かつて経験したことのない高齢社会になっています。医療格差がますます広がって、今のように平均的な医療を誰もが受けられる時代ではないように思います。介護格差はもっとひどくなっているでしょう。それに加え、私たちの生まれた時代は、高度成長期。飽食が始まり、添加物や農薬の問題、公害、…電化製品が発達し、運動量が減ってきた時代に成長期を過ごしてきています。そんな私たちの世代は、寿命が延びたにもかかわらず、いろいろな病気が前倒しになってきています。つい何十年か前までは、元気に生まれて、大人まで育つという事はけして当たり前ではありませんでしたが、社会の発展や医療の進歩で、私たちは自然淘汰されることもなく、生まれ持って弱い子たちも大人になれています。そんな軟弱な私たちを待ち受けているのは、医療格差、終末格差です。早めに手を打っておかないと、大変なことになる。と思いはあっても、どこか本気になれずにいます。しかし、その時は必ず来ます。
ではどんな手を打てばいいのでしょうか?
それは・・「貯金をしておく」「保険に入る」ことだけではなく、医者に頼らずに元気でいられる術と学び、実践することと、身近な人たちとで支え合えるシステムのあるコミュニティーに入ることだと思うのです。しかし、私のような独身で自営業者は、家庭にも会社にも所属していないので、社会との関わりは自然と薄くなります。そんな人たちも今度ますます増えていくでしょう。そういった立場の人たちが、自分たちで自分のことを守る場を作る努力をしていくことも大切なのではないでしょうか?
お互いのことを思いながら、ケアをし合う楽健法をはじめ、サイコドラマやSSTなどのグループワークは、その時とても効果的なツールとして活躍するだろうと思っています。
恐らくこれから大きく経済が成長し、収入が増えていくなんてことはないでしょう。しかし、半分のお金でも豊かな暮らしが出来るような価値観にシフトすることは出来ると思っています。
豪華なセットに特殊効果の舞台を見ずとも、磨き上げられた肉体から出た声に感動する舞台があるように、最先端医療にかからなくても、人生を充実させ命を全うすることは出来るのです。
(筆: ましのまりこ)