前回、ましのまりこさんが「こころの病とその周りの人」について書きましたが、今日は私が経験したお話をします。
私が鬱から回復しかけていた頃に、とある役所でアルバイトを始めました。その職場には偶然、うつ病を抱えている係長がいました。病気の影響もあり、仕事の効率がとても悪いので、職場の上司や部下たちからは常にプレッシャーをかけられていました。そして、プレッシャーをかけられればかけられるほど、さらに病状が悪化して仕事が停滞するという悪循環です。直属の上司である課長は毎日のように、大声でその係長に怒鳴りつけるのでした。
「お前のはうつ病じゃなくて、怠け病って言うんだよ!」
課長から怒られた後さらに、その職場の統括係長が長時間にわたり説教を続けていました。説教が終わった後、うつ病の係長はしばらく思考停止していました。
課長をはじめ、その職場の人たちは係長がうつ病であることを知っていましたが、そのような辛い対応をしていました。うつ病という病気を知っていても、理解はされていないという現状がそこに見えました。
ちなみに私はその一年間、係長の補佐のような仕事の役割をしていて、「うつの話」を二人でしていました。
働き盛りの人たちが心の病になることが多く、このことは経済的にも打撃になっていることから、昨年12月にはストレスチェックが義務化 される等、政府も様々な施策をとっています。