12月9日~11日と地方創成実践塾で滋賀県の東近江市に。
そこで菜の花プロジェクトが紹介されていたので、調べることに。

○菜の花エコプロジェクト
菜の花エコプロジェクトとは?
転作田に菜の花をうえて、菜種を収穫し、採取し菜種油に
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菜種油は家庭料理や学校給食に使用し、搾取時に出た油粕は肥料として使用
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廃食油は回収し、石鹸や軽油代替燃料(バイオディーゼル)にリサイクル
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バイオディーゼルを使用した時に排出される二酸化炭素は菜の花が成長したときに吸収したもので大気中の二酸化炭素の量は増えず、カーボンニュートラル。
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地球温暖化に貢献でき、地域内で資源が循環する取り組み、これが菜の花エコプロジェクトらしい。
ネットを見てみると、菜の花エコプロジェクトは「自立」と「自律」の地域づくりを基本とした運動で、「地域のことは地域で解決する」ことを理念に「食とエネルギーの地産地消」を目指しているらしい。
なんか、きいてるだけだと、すごいよさそうなもんに見えるが、実際はどうなんだろうか。
これからみていこう。
菜の花エコプロジェクトの取り組み経過
○第一期 琵琶湖の水質保全 1986年~
琵琶湖で大規模な赤潮が発生。
その原因の一つが合成洗剤に含まれるリンであることを重視した消費者が中心となって、合成洗剤に代わる「無りんの石鹸」を使おうという運動が滋賀で始まる。これが、県民や各種団体を巻き込んだ、「せっけん運動」へと拡大し、「琵琶湖の富栄養化を防止する条例、(びわこ条例)」制定の原動力に。その後、昭和61年から住民と自治会行政が協同し、住民自らが分別、収集、運搬をおこなう「あいとうリサイクルシステム」が確立したらしい。
○バイオディーゼル燃料への変換 1992年~
回収した廃食油からせっけんをつくり、家庭で使うことで循環ができていた。しかし、びわこ条例に対抗して、洗剤メーカーが無りん合成洗剤の販売を始めると、一時は県内で7割を超えたせっけんの使用率が急速に低下してきた。
その一方で廃食油の回収量は増大していき、新たに廃食油のリサイクルの仕組みを作り出すことが大きな課題となった。
そのなかで、廃食油が車の燃料になるかもしれないという、情報を得て、滋賀県環境生活協同組合と滋賀県工業技術センターは共に情報収集と研究をおこなっていった。そして、開発から4年後、バイオディーゼル燃料精製テストプラントを設置し、廃食油の燃料化に成功した。
○菜の花エコプロジェクトの誕生 1998年~
廃食油の燃料化が、始まって3年目を迎えた平成10年、滋賀県環境生活協同組合の藤井理事長から、「ドイツのように菜の花で車を走らせよう」と新たな提案をうけ、資源循環システム、「あいとう菜の花エコプロジェクト」が始まった。平成10年10月、この取り組みを子供たちの環境学習の機会とするために、30㌃の畑に菜の花の苗をうえ、その後、刈り取り・搾油を体験し、油の燃料化実験を行った。その後もいろいろな活動をおこなう。
○あいとうエコプラザ菜の花館 2005年~
資源循環型地域づくりの拠点施設
愛東町では、菜の花エコプロジェクトを更に発展させ、地域内の資源循環機能を高めるために、農村に豊富に存在するバイオマスん有効利用する目的で平成13年から拠点施設の整備を開始し、平成14年12月に国が「バイオマス・ニッポン総合戦略」を閣議決定し、バイオマス利活用の取り組みを本格化。平成15年度には農林水産省がバイオマス利活用フロンティア整備事業を予算化し、その後も第一号として採択され事業に着手。平成17年にあいとうエコプラザ菜の花館を施工。
こういう歴史があるらしい。
最初は赤潮から始まって、市民自らが声をあげ、せっけん運動までおこり、その勢いで、条例が制定。その後、企業の無りんせっけんの開発で、廃油の利用率が下がるも、努力の末、なんとかバイオディーゼル燃料への利用に成功、そして、それを子供たちの環境学習に取り入れるなど用途先を拡大。それからも、いろいろな取り組みをおこない、国の予算がおり、あいとう菜の花館の施工までいたる。
赤潮が発生したのが1977年、それから約40年。地域の方と行政の方の努力があって、出来た菜の花エコプロジェクト、まぁ、たしかに地域活性化の取り組み事例としてはたしかに、参考になるなーと、調べてみて改めて実感。でもやっぱり、この取り組み事例から考えると、行政だけ、また地域住民だけが頑張ってもダメなんだなーと思った。
おそらく、東近江市は地域と行政をうまくつなげて、両輪でなにかやっていく仕組みがあるんだろーなと。こういう仕組みの手助けになっているのが、市役所の山口さんが仰っていた、創寄りみたいな、いろんな分野で働いている方が気軽に話し合える場なんだろーなと感じた。この創寄りの場だけが交流場所ではないが、こういう場がある環境が地域にとって重要なんじゃないかなーと。
まあ、これから俺が岡山にかえってなにをするか。まずは岡山県でどんな課題があって、いまの自分にはどんな能力かあって、それをどういかせるか、これから考えていこうー。
岡山にかえるまでまだ時間はあるけん、いますんでいる地域で市民活動や行政の方がどんな取り組みをおこなっているのかもいろいろ情報収集したら、そういう場に参加していこー