1月6日は栄の宗次ホールにピアノコンサートに
行ってきた。
演奏者は沢田蒼梧さん23歳。
言わずと知れた2021年10月ワルシャワでの
第18回ショパンコンクール本大会
二次審査進出者。
そして名古屋大学医学部医学科5年生。
当日のパンフレットのプロフィールには
ご丁寧にも「東海中学校・高等学校6年連続主席卒業」
とまである。
国公立どころか私立でさえ最難関の医学部受験や
幼児からピアノ一筋でもコンクール入賞なんて
国内でも容易ではない現実からみたら
なんとも眩い経歴である。
大谷翔平選手といい、
かつての常識から見ると
「ありえない」レベルの二刀流使いが
次から次へと現れてきて
頼もしい限りである。
会場は沢田蒼梧さんにあやかろうとした(?)
熱心なお母さん世代の女性で満席だった。
耳を傾けていると、お母さん達の反応は
おおきく二種類に分かれていた。
「ああいう天才は違うわよね~。」
「そうそう。ああいう人がいるから、いやんなっちゃうわ~」
という先天的運命決定論組と
「凄いよね。両方ともあきらめさせなかったのよね。」
「そうそう。おかあさん、どういう育て方されたのかしら。」
という後天的環境要因組。
前者は、自分の子どもの能力を既に見切っていて、
後者は、自分の子どもの可能性をなんとか見つけて伸ばしてやりたいと希望している。
さて、あなたが子どもなら、
自分の親に、自分の事を
どちらの親のように思っていてもらいたかったですか。
どちらの親の子どもが才能を伸ばしていく可能性が高いでしょうか。
そして、同様に重要なのが、
ともに行動し言葉を交わすママ友の思考の癖。
「いやんなっちゃうわよね~」と引きずりおろす人と、
「すごいよね。やればできるんだね。」と高め合える人と
あなたのママ友はどっちのタイプ?
あなたはどっちのタイプ?
沢田蒼梧さんのコンサート会場で
こんな事考えていました。