私の勤める予備校でも、12月に入るとテストゼミ形式の授業が増えます。

いつも、皆さんに言っていることですが、

英語のテストゼミを活かすには、

今、自分がやっていることが

「力を試す勉強」か

「力をつける勉強」かを

しっかり意識して区別してやる事です。


テストとは文字通り「力を試す勉強」です。テスト中は、一点でも多く点を取ることを目指します。できない問題は後回しにして、できる問題を一問でも多く解いて得点を増やすこと。一番やってはいけないことは、難しい問題を考える事に時間を費やし、結果的に、解けなかったり、間違えたりして無得点で終わることです。テスト中は考えてはいけないのです。考えなくてもできる問題からサクサク解いていくこと。



そして、テストが終わったら、次は「力をつける勉強」をします。実はテストゼミはこの勉強にこそ意義があるのです。


テスト中にわからなくて飛ばした問題、間違えた問題、設問に関係ないから読まずにおいた文、これら全ての疑問点を解答例や全訳を利用して徹底的に解明していきます。知らない単語は、辞書をひいて派生語も含めてきっちりと理解して覚えておきましょう。


今のうちに出会えてよかったね。入試本番で出会ってたら見知らぬ人のまま、どうしていいかわからなかった。と、挨拶して、仲良くなっておきましょう。


テストが終わると、点数だけ気にして、あとはポイ、なんて人もいますが、そんなんでは、テストした意味がない。


どうか、受験生のみなさん。テストで力を試したら、その後、たっぷり時間をかけて、「力をつける勉強」をしてくださいね。