っていう本を読んだ。
現在、『人生、いろどり』っていう映画になっている。
以下ネタバレなので、
これから本・映画を見ようとしてる人は読まないでくださいね(笑
この本の内容は、徳島県の上勝町で起きた、
「高齢者の労働」による「地方再生」の話である。
もともとこの町は、当初「みかん」しか産業がないことに加え、
人口2000人程度の町に、高齢化率はなんと48%と、絶望的な状況だった。
しかし、この町へ農業指導員として就職した横石さんが、農業改革をする。
横石さんは、ドラッカーのいう①マーケティングと②イノベーション
を次のように実行した。(と、私は分析してみた)
① 横石さんは2つのマーケティングをする
一つ目が、町の全農家を訪問すること。
ここで、この町の高齢者は「時間」と「知識」はあるが、
商品がないということに気付く。(いままでの農業は重労働で、高齢女性には負担)
二つ目が、あるキッカケで目を付けた「つまもの」の調査のため、料亭に通い詰める。
(料亭では、「つまもの」といわれる、季節ものの葉っぱが料理に添えられている。)
② イノベーションに関しては、
上勝町にあたりまえに存在した「葉っぱ」の、商品としての活躍場面をつくった。
それまで「つまものの葉っぱ」は料亭の料理人さんが自分で山などに採りに行っており、
市場はなかった。しかし、その市場を苦労しながらつくっていく。
このマーケティングとイノベーションによって、
ただの葉っぱが「つまもの」として生まれ変わり、
2億6000万ほどの市場になっているという。
そしてなにより、上勝町の高齢女性が「いきがい」を見つけ、
お金を稼ぎ、充実した暮らしをしているという。
ちなみに上勝町の財政を見てみたら、プラス3000万ほどだった。
他の自治体が、要介護者などの社会保障費負担であっぷあっぷの中、
高齢化率約50%の上勝町は、高齢者が「つまもの」事業で忙しいため、
デイサービスに行く暇がないという。
すごく理想的な高齢者対策&地方再生だと思う。
確かに、国家公務員になって、政策(や法律)から地方を変える方法もあると思う。
ただ、横石さんみたいに、現場からでも、活気的に地方再生をすることは
出来るんだと思った。