この世をば 我が世と思ふ望月の

欠けたることもなしと思へば 

 

これは、平安時代 藤原道長が詠んだ句である。

 

11月22日 この日が、この句を詠んでちょうど千年にあたるそうで

なんともロマンティック!と思ったのだが

残念ながら、意味はそういう感情とは全く別のモノでした。

 

数々の陰謀と権力闘争をくぐり抜けて、

勝ち取った【圧倒的勝者の座】

それを歌として、喜びを表したもの。

 

この世は自分のためにあるようなものだ。

望月の様に足りないものはない。

 

味方の中に、敵がいるかもしれず

親兄弟も信じ切る事ができない世の中であった時代。

己の喜びを、5・7・5の歌に

それも月に準えてあらわすとは。。。

 

千年の月。

藤原道長がつくった歌ができて千年。

平成最後の冬。

 

秋の夜長 夜空を見上げながら

物思いにふけるのもいいかもしれない。