あの“突然の休校要請”を振り返る〜受験生と家庭はどう向き合えばよいのか?
2020年2月末、政府から「全国の小中高校を週明けから春休みまで休校にする」との要請が出ました。まさに“突然”の一報。感染症対策としての判断だったのは理解できる。当時、「子供を介した感染拡大のリスク」が指摘されていたのも事実ですが、、、ただ、それにしても急すぎた。判断そのものよりも、段取りや説明、現場との連携の欠如に、大きな問題を感じざるを得ません。なぜこのタイミング? 支持率の急落と“空気の号令”多くの家庭、教育現場はあの発表に混乱しました。それもそのはず、ほとんど前触れもなく、いきなり「週明けから学校はすべて休校」と言われた。当然、子供を持つ家庭には仕事や生活の調整がある。学校側にも準備や引き継ぎの時間が必要。それらを一切無視するかのような発表でした。しかもその背景には、当時の政権支持率の急落や、野党による“桜を見る会”から“コロナ対応”への追及の流れがあった。正直、あの号令には「焦り」や「パフォーマンス」の匂いを感じた。本来であれば、科学的な根拠と丁寧な説明に基づいて、段階的に対応すべきだったのではないだろうか。コロナのせいにしておけば都合がいい、という空気その頃に出された内閣府の月例経済報告では、「景気は持ち直している」としながらも、こう書かれていました:『総じてみれば、雇用・所得環境の改善が続くなかで、消費 は持ち直している。ただし、新型コロナウイルスによるイベント・外出自粛等の 動きもあり、消費に与える影響には十分に注意が必要。』だそうだ。…つまり、景気が鈍っているのはコロナの影響であると。しかし、消費が冷え込んだ大きな要因は、前年の消費増税であることはデータが示しています。都合の悪い事実から目を逸らし、「注視すべきはコロナ」とだけ強調する。このような“責任のすり替え”には強い違和感を覚えました。政治が見据えていないなら、僕たちが見据えるしかない今回のような“場当たり的な政策”を見るたびに、今の政治には“先を見通す力”が決定的に欠けていると感じる。常に「空気」で動き、誰かの顔色をうかがいながら場を収めようとする姿勢。それでは、社会の不安も現場の混乱も、到底解消されるはずがない。受験生たちへ:この期間をどう使うかで、未来が変わるそんな大人たちの事情に振り回される受験たちこそ、冷静でいてほしい。受験生には、政治や社会に対して疑問を持つ視点を大切にしてほしいと思います。新聞を読むのでも、ニュースを見て自分なりに考えるのでもいい。そして、あの突然の休校。それをただの「空白の期間」にするのか、「自分を整え、学び直し、加速させる時間」にするのか。使い方次第で、春からのスタートはまったく変わってくるでしょう。最後に急な方針転換、不透明な意図、現場不在の決定。この対応から見えてきたのは、国の政策判断がどれだけ「現実」と乖離しているかということ。けれど、そんな中でも――受験生は、自分で選び、学び、前に進んでいく力を持ってほしい。外的な環境がどれだけ不安定であっても、「自分の未来は自分で築く」という意志と行動こそが、最大の力になるはずです。☆著書①「たった5分の『前準備』で子どもの学力はぐんぐん伸びる!」(青春出版社)☆ 3刷☆ 紀伊国屋書店 梅田本店 人文売上ランキング1位❗️(2016年10月4週)②「中学受験に合格する 集中力の育て方」(あさ出版)(2019年4月16日 全国発売)③「ノートのとり方1つで子供の学力はどんどん伸びる❗️」(青春出版社)(2019年9月15日 全国発売)☆ 2020年1月 海外版発行決定