たくさんの気付きのある作品かと思います。

『内向型を強みにする』
マーティー・O・レイニー

内向型を強みにする (フェニックスシリーズ) 

体調を崩して、しばらく実家に滞在しています。
私の様子を見てなのか、それともたまたまなのか理由は定かではないのですが、

母に

『概要しか見てないけど有香におススメ

と猛烈に進められ、kindle版を母が買ってくれるというので喜んで購入。(単純です。笑)
移動の電車で読みました。


心理学ベースの本のようで、ところどころ脳の説明とかありますが、その辺をちょっと置いておけば難しい専門書ではなく、普通にさらっと読むことができました。

読んでみて、納得。

私、典型的内向型人間のようです。

なんとなく、そう思ってはいましたが。笑

内向型の特徴見て、そうそうと終始うなずきっぱなし。


最近は比較的アクティブに動いているので、
「え?内向型なの?」
って思われるかもしれませんが、もう典型的内向型です。


この本に書かれている内向型と外向型の違いを簡単に言うと、

内向型→自分に向かうことでエネルギーを充電
外向型→外に発散することでエネルギーを充電

というものです。

だから、内向型の人間には一人で過ごす時間が必要。
読書とか、音楽鑑賞とか。

一方、外向型の人は出かけたり大人数のパーティーとかそうゆうのに参加することでどんどん元気になるタイプ。

私は、結局でかけるけど、そのあと猛烈に疲れるタイプです。
音楽はほとんど聴きませんが、読書する時間がないとイライラで爆発しそうになります。


そして、内向型の典型的な特徴としては、「普段はあんまりしゃべらない」ってことが挙げられます。

なぜなら、瞬発的に会話に応対するのが苦手だからです。
じっくり考えて、自分の考えがまとまってから話すことが好きなので、速いスピードの会話にはついていけない。
情報や刺激が多すぎて疲れてしまうんですよね。

私のある一部分を知っている人は、「あんまりしゃべらない」っていう特徴は当てはまらないでしょ!って思うかもしれないけれど、
内向型人間が全部の場面でそうゆう状態になるわけではないんです。

自信がない状態になると、こうなってしまうんですね。

だから、私の場合は一人で行く(←ココ重要)Co-Co Lifeの営業とか、
自分のフィールドに関わる内容のゼミとかだと余裕でしゃべれるわけです。
どんなに早いスピードでも、頭は結構ついていきます。

でも、誰かと行く営業だと、パートナーが何を話すのかわからないから、
行くまでものすごーく憂鬱で、ほとんどのパターンでは私はほとんどしゃべらなくなります。
(別にそれが嫌だというわけではなく、私としては任せられるからそれはそれでいいんですけど)

一人の営業でも、相手の反応は読めないので困ることもありますが、シュミレーションを何回もして自信をつけていくので、割と大丈夫です。
相手の反応パターンを何種類も考えてシュミレーションします。
だから、事前の資料の準備とか時間が欲しいタイプです。

ここの判断が遅くって、直前にバタバタと対応しなくちゃいけないと猛烈にストレスを感じます。
さらに、電話で相手に確認しなければいけない状況になるとさらにストレス

本に書いてあってびっくりしたんですけど、内向型の特徴に
『電話恐怖症』ってのがありました。笑
まさに、これ。最近慣れましたけど、今でも電話嫌いです。
忙しいの装って出ないことの方が多くて、深呼吸してからかけ直すようにしています。
この時も何度もシュミレーションしないとかけられない(・・;)


今まで何度となく営業関係で爆発してきましたが(その節はご迷惑をおかけしました。)、ようやく自分でも理由がわかりました。


あと、ホームパーティーみたいなのもすっごい苦手です。
何しゃべったらいいの、相手が何の人なのか、何に興味あるのか、何食べたらいいのか、どこにいたらいいのか、考えることいっぱいで人となんて話せなくなります。

ちょっと仲良くなると、一気に話せるように私の場合はなるんですけど。


何度もうなずきながら、「私のことだ!」って思いながら読んでいました。


今まで、自分のイメージしていた「内向的」な部分が、すごくダメなところだと思っていて、

「外向型」になろう!!

と最近は頑張ってアクティブに生活していました。

それはそれで、すごく得られるものも多かったし、アクティブに動いて損だったとは思いません。
動けることに越したことはないとも思います。

でも、「内向型」である自分を否定してはいけないんだなと気づきました。

別に、「内向型」であることがいけないわけじゃないんだって、気づくことができました。


私の場合、荒療治で慣れてきたので、場面によってはアクティブに活動することも可能です。
でも、気質としては「内向型」。
エネルギーの充電はやっぱり内向型のやり方でないといけないんだなと。

今回の私の体調不良も、きっとアクティブに動きすぎて、きちんと充電していなかったことに原因があるような気がします。


この本の中には、「内向型」であることの良さも記されています。
だから、今までなんとなく自分の中で「よくない」と思っていたところも、なんとなくですが受容できた気がします。

まさに、「強みにする」感じです。



本書にも書いてあったのですが、今の学校教育とかは、
外向型であることを良しとして、内向型であることを否定する傾向にあると思います。

私もその価値観で苦しめられていた部分がたくさんあると思います。

真面目だったから(自分で言うとなんだか変だけど、笑)、
先生や親に評価されるように振る舞ってきて、知らず知らずにストレスが積み重なっていた部分もあったなぁと、当時を思うとちょっと切なくなります。

「内向型でいいじゃない

そうやって言ったら、何人の子が救われるんでしょう。


「場面緘黙」って言葉とかたまに普通級で聞かれるけど、
それって教師の目からみて内向型を評価してないからじゃない?と今は思うし、
発達障害の一部の子なんかは、内向型の特性が強く出ているだけで診断されてしまっている子もいるんじゃないかって思ってしまいます。


もっと、「内向型」の良さを理解してもらわないと!って、この本読んで救われた私は思います。


じゃあどうするかって考えたら、
今やっている「こども哲学対話」がまさに、内向型をヒーローにする取り組みなんじゃないかとひらめきました。

「こども哲学」では、子どもたちと対話を行いますが、その時に大事にするのが以下のようなこと。

・じっくり考えること。
・よく聞くこと。
・相手を待つこと。
・自分の言葉で話すこと。
・相手の意見を否定しないこと。  など。

学校教育の中で求められる瞬発力は必要ありません。
目立ったパフォーマンスもいりません。

どれだけ時間がかかってもいい。
じっくりじっくり考えることに、
よーくよーく聞くことに、
そして、考えたことを自分の言葉にすることに 価値がある。

哲学対話に関わるようになって、なんだかよくわからないけれど自分が惹かれたポイントは、自分自身のちょっと嫌だったところがすんなり受け止められる場だったからなのかもしれないです。


本当に思いがけず、たくさんの気付きを得る時間になりました。

自分は外向型だなと思う方にも価値はあると思います。
普段の人間関係でなんとなく噛み合わないなって思う人はもしかしたら内向型の人かもしれないです。
知らず知らずのうちに、内向型の特性を否定していませんか?
コミュニケーションが円滑になるポイントも書かれています

興味のある方はぜひに。

kindle版もありますよ

内向型を強みにする