先日 材料メーカー主催の アリミノ作文コンクールで
スタイリストの 佐野 が 優秀賞を受賞しました。

すこし 長いかもしれませんが ぜひ 読んでみて下さい。


”美容師 10才”

10 年という時間が過ぎました。  美容師になってか らの時間。
最近良くこの 10 年という時間をふり返り思 い出す事があります。

技術、接客、売り上げ、教育な ど美容師にとって確実に必要とし悩み続ける事、
そん な事を最近よく考えたりもします。 

そんな中でスタイ リストになり私を信頼して来てくれるお客様がいて、
自分が生かされているという事にわくわくするような 気持ちが出て来ました。

少しだけ心が変わって来たの です。

今までもお客様一番とし自分がやれる事を精一杯 やって来ましたが、
今私が変わってきたのは、お客様 の一部である事に気がついたからです。

朝起きてから スタイリングをする時、勉強、仕事をする時、寝るま での 1 日の行動と、
その人の人生のイベント(入学式、 卒業式、結婚式、旅行)に私がいつも一緒にいるという事。

一緒といっても私が作った作品のヘアスタイル としてですが、何百人というお客様が、
私が作ったヘ アスタイルでいろんな思い出を写真として残していくから。

幼いころよく祖母に古い写真を見せてもらいました。

その写真にも誰かが作ったヘアスタイルが人の思い出 の一部として残っていました。

私もいろんな人の生活 と思い出の一部であるヘアスタイルをいっぱい作りた いと思うし、
残したいとも思います。美容師として歴 史に名を残す事はなかなか難しいけれど
一つの家族の思い出として残り続けていくと思うと、わくわくし、 うれしく楽しくなって来るのです。

こんな事できるの は美容師くらいしか思いつかないからこの仕事はやっ ぱり素敵だと思いました。 そして何よりこの心の変化がこの先ずっとあるという事。

今私が感じている事なんかより遥かにすばらし い何かを感じられる様にまた 10 年後、20 年後美容師 として日々思う事の変化を楽しみたい。

そうしたら美 容師というこの仕事の大切な何か、
まだ私が知らない 何かを日々感じ発見していく事ができたら美容師のすばらしさを人にも伝えていけるから努力し感じていき たいと思います。

また 10 年後? 5 年後くらいにこの作 文を書いたらおもしろいと思いました。


                           佐野 亜希子