Q.1 インフルエンザで熱を下げることは必要なのでしょうか?
An.インフルエンザや風邪の時に解熱剤等で下げる時は、
高熱で生命等に危険があったり、後遺症が考えられるときだけです。
そういう意味の対処療法です。
熱が出るということは、体が菌やウイルス等と戦っている意味で、必要な生理現象です。
従って、通常の治療では、以前のように解熱剤等で無理に下げることはしません。
リン酸オセルタミビル(タミフル「中外」)を服用すると熱は下がりますが、これはタミフルがウイルスを撃退したという状態と考えられます。
これは良くなったということなので、対処療法ではなく根本を撲滅する原因療法です。
◎
市販薬も含めた通常の痛み止めは、
インフルエンザ脳症の誘因や重症化を招くことが言われています。
インフルエンザに使用できる解熱剤は、アセトアミノフェン(アンヒバ坐剤、カロナールなど)が主体です。
インフルエンザの時は、勝手に熱さましなどを服用しないで下さい。
医師の処方した薬(抗インフルエンザ薬やアセトアミノフェン成分の熱さましなど)
を服用して下さい。
ご参考下さい。
PS
先日からSTAP細胞の報道が凄いですね。
学術的に凄いのでしょうが、NHKまでが7時のトップニュース的な扱いにはビックリです。
(民放1社ならスポンサーがらみ・・ですが、全局、NHKまでは・・・)
専門家によると
「これまで通説では単なる外部刺激などでは細胞の初期化は起こるはずがないと言われていました。
実際、iPS細胞では4つの遺伝子を導入するという力技で無理やり初期化をさせています。
今回のように若干pHを下げるだけでうまくいったこと・・・」
が大発見・・・だったようです。
*ヒトを含む哺乳類では、受精卵が分裂して血液や筋肉など多様な体細胞に変わり、
その種類ごとに個性づけ(分化)されます。
体細胞は分化を完了するとその細胞の種類の記憶は固定され、分化を逆転させて受精卵に近い状態に逆戻りする「初期化」は、起きないとされています。
という報告があります。
つまり、赤ちゃんから成長して筋肉という仕事をする大人になった細胞が、
赤ちゃんに戻ることはないとされていたと言うこと
STAP発見は、簡単に大人の細胞を赤ちゃんに戻すということ
がアンビリーブなこと
そうすることによって、(飲みすぎで?)肝臓の機能を失った人に
例えば、自分の皮膚の一部から肝臓を作り出せ、もとの体に戻ることができる。
(健康でも 各臓器、部位で行えば、若返り、不老長寿となると理論的には考えられます。)
現実に戻ると・・・
「ここまでの成果はマウスの細胞、しかも幼弱期のものでしか実証されていません。
ここからが正念場で霊長類、ヒトの細胞で実証されてこそ本物となるでしょう。」
(山中教授のiPS細胞もですが、これからが正念場のようです。)
また、普通は大学教授や研究所長クラスの業績になるはずですが、
研究所の体質か? 担当者の人がクローズアップ
アイドル系ということでマスコミには格好の取材対象となっているようです。
マスコミは一過性ででしょうが、
学会での招待講演の依頼ばかりではなく、ワイドショーなどへの出演依頼が殺到して
研究の妨げにならないように
本来の目的の世の中のためになるよう研究者として成功することを祈ります。
「健康情報の部屋」には、
過去の「健康情報」を記載しています。
ドコモスマートフォン版では、ワード検索できます。
「タミフル」「インフルエンザ」などについて検索されて下さい。
お薬のご相談もお待ちしています。
(飲み合わせなども・・・)
☆彡
「今日の健康情報」等は、
携帯版、ドコモ・auスマートフォン版、PC版の「お薬相談の部屋」サイトから
も発信しています。
「お薬相談の部屋」サイトでは、
・薬の検索は、最新薬・ジェネリックの検索も(Q&Aも併戴)
・「お薬相談コーナー」でお薬のご相談もお待ちしています。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
以上
2014/02/01
