あと3ヶ月弱で30歳になるあたしに
彼だけは容赦ない


キレイやったな
おしゃれで、上品で、清潔やった
ラベンダーのスプレーで思い出した
あ!これいいやん。ってお店で
手にとってみたら
去年のにおい。
知らないからやなんにも
かっこ悪いとこもダサいとこも
弱いとこも
だからあんなにキレイなだけ
絵になるだけ。
ものすごくかっこよかった。

そうゆうのここ数年してきた。


もうすぐ30になるあたしに
彼だけは容赦ない
鍵なんか勝手に開けるし
壁なんかぶっこわすし
塀なんか跳び越えるし
どんだけ逃げてもとっ捕まえて
連れていかれそうや
まっすぐすぎてキラキラ
あたしがどれだけ向き合うのが苦手でも
力ずくで向き合わせる
真正面から
その場しのぎとか許してくれへん
どんだけ遠い場所からでも
あたしを呼ぶ声が聞こえてきそうや

理想のパパなん
理想の彼氏とかじゃなくて

はじめて会った時に一目惚れとか
運命なんて全くなかった
ただのお店の人やった
やのに

東京バイバイする
きっと年内
そんな予感











普段ふんわりしてるのに
時々ふさぎこむって
俺はそれを大きい心で受け止めないかん
自由すぎるから
自由に育ちすぎてるから
ルールを決めないかんって
なんかあたし大変な彼女みたいやん
彼の負担が大きそうや

朝の彼の匂いが右手に残ってる
一滴だってこぼしたくない
愛おしいや
村上龍が大好きやけど、
あえて村上春樹読んでみる
龍とちがって文章がさらさらしてる
たんたんとしてる
読みやすい。
ほんのり暗い

どのくらいの強さで握ればいい
どのくらいの速さ
どのくらいの深さ
1番良いやり方だって
あたしだけが知ってたい
時々顔上げて表情見てみる

心配やって
電車でも夜道でも
鈍感で騙されやすくて
なんかあったらすぐに言えよって

あたしのあたまに手を置いて
彼は最後までを誘導する
苦しくなりながら
受け止める準備をする


出勤前。



朝の彼の匂いがまだ右手に残ってる
彼にもあたしが残ってる
今日は誰を接客するの?
リップサービスするの?
やきもちじゃないよ。
大事なスパイスや。
あの席は。



理解してるのと
受け入れるとは違う。

すごい好きでいてくれてる事も
尽くしてくれてる事も
一途でいてくれてる事も
わかってるよ。


ちいさいころ夢中になってた
音楽を引っ張り出して
ひたすら聞いてる
こころが落ち着いて涙が出てきた

誰も邪魔せんといて
入らせへん
でも慣れてるはずの孤独は
やっぱりいややねん。
なんでもないふりして中途半端に
シャットアウトしてる

ママには電話したい

まっすぐで情けなくて正直すぎて
あきれるけど
心からうらやましい
ずるいし腹がたつ
あたしには、できない
なんであたし女なんやろう
女である意味
だから、今はそっとしておいてほしい

昨日から顔面の右半分が痛いのは
なに?
よほどショックやったんかな
自分の気持ちにでさえ鈍感すぎる
でも確かに体調が悪すぎる
それが答えか。
明日には出てくれるかな
あたしの負けず嫌いな精神
褒めてもらえても
何も嬉しくなかったんやもん
あたしが、なっとくできてなかったら
意味がない。

いつのまにこんな
働く女になった?

全部忘れて遊んでやりたい。
そんなことできないけど。
男と女は違うって言うんやろ?
うんざり。
責任背負ってがんばって稼いでたとしても
それなら
そこそこにがんばって
男にもたれかかって生きればいいのか。
そうするのが女なら
それが正解なら
女は楽でいいね。






もう言わへんようにする
わたしは、わたしのやり方みつけなな
そしたらやっぱ
ベッドに寝転んでひたすら音楽聞く
中学のとき大好きやった
オブリヴィオンダスト引っ張り出した
あの時も引きこもった
かっこよすぎて、学校行く概念はなかった
hideと一緒にやってたカズと
いのちゃんと一緒にやってたケン
だから、ききはじめたんや。


パパに甘えられなかった反動が
今出てるよって彼にいわれる
寝る前に絵本読んでもらったり
彼にひたすらいたずらしたり
ワガママいったりうっとおしい事したり
困らせたりくずったりすねたり

自分は二重人格なんじゃないかと思うよ

でももうせーへん

あんなかおはじめて見た
やっぱりあたしが疲れさせてるんや
同じ立場やもんな
毎日死んだ気になって戦ってる
仕事が終わればあたしは彼にひたすら
甘えてばかりいる。
彼はきっとうんざりしている
やさしすぎる彼の本音はいつもみえない。
あたしが悪いのにごめんねっていう。

もう会うのやめよっかって
いいこがいれば
そっちにいってしまうかもしれへん
いつもみたいに。

大切に思っても
愛し方がいつもよくわからん。
何を言えばいいのかもよくわからん。

音楽をきこう。
hideはあたしに孤独を忘れさせてくれた
画面に釘付けになって
目が離せへんた
hideのかっこよさしか頭に入ってこんかった
hideが素敵なバンドをたくさんおしえてくれた

音楽をきこう。
幼い日のように
そう在ることは難しくても
そう見せることはできるやん
ポーズ。が何よりも大事やって
伝えてるあたしは寂しい?

だからピンクスパイダーと
poseは聞きたい。破滅する!

昨日はあれはやきもちやったんかな?
自分の感情もよくわからんくて
彼にいっぱい嫌がらせしてしまった
口の中にいっぱいフリスクつめたり
わざと斜めに寝てベット占領したり
彼はあきれてやーた
子供っぽいな

何も考えたくなくて
今も過去も未来も
かき消すようにイヤフォンいれっぱなしで
昼からずっと寝てた
今年一番何も考えなかった。約9時間。

アイロンかけながら
家事とか育児するようになるんかなーって思ってた
やけどあたし
外で仕事して評価される旦那さんに嫉妬するんやろうな。
ずっとずっとそれが引っかかる。
これからもずっと華々しくネイルして評価されて上がっていきたいもん。結局。
しんどいからって、結婚に逃げる気は全くないし。仕事を辞めたくなる日ばかりでも。
抱えきれない責任とストレスでも。


そうせなあかんでそうなのか
そうしているうちに、それでいたくなったのか
できればそうしたくないのか
教えてほしい。
夢を見せてほしいのか
現実を突きつけられたいのか
わからん。
月に1回の連絡じゃ何も見えへん
教えてほしい。
彼を介せずゆっくり話してみたい。

彼は相変わらず優しい。
誰の前でも悲しいぐらい変わらなくて
裏表が無さすぎて
あたしの性はエスカレートする。
ぶっこわしたくなる
おかしいぐらい後ろにこだわった
ずっと後ろでもいいぐらい
朝のアレックスみたいな目
瞬きせずに一瞬も逃さんかった。
一緒に真っ白の服きれればな

ついに倒れてしまった
ずっと起きて看病してくれてた。。
冷えピタ何回も貼り替えてくれてたのも
何回もコンビニ行ってくれてたのも
白湯でお薬飲ませてくれたのも
頭と背中ずっとさすってくれてたのも
うつろながら
おぼえてるん。。

もうむりがんばれへんって
泣いてこまらせてもた
彼もいろいろ大変やのに


時計じかけのオレンジ
が、よすぎて
頭が変になりそう。
元から変か!?
サイコパス疑惑まで出てるし。。。
一緒に見てたら
めっちゃ敏感になった。

変やし、大変やけど
いちだとずっと一緒にいるって決めたって
彼が言った
なんか責任感じながら言ってた

あたし最近梅干しばっかり
食べてるからかな。
薬がきかないなんておかしいな!

時計じかけのオレンジ。
すきや。すごいかわいいお話。
って言ったら
またため息ついてた。
1年前なんて思ってたかな
もうちょっと思い出せへん
お酒で流し込んでその後は彼。
順調なんやとおもう
華やかに過ごしてるとおもう
見た感じは。
そう見えるのであれば
何も問題はないんやけど。

彼に甘えて、困らせて、いたずらして
気まぐれで、
彼の前では
子どもみたいにいさせてほしい
彼はちょっとめんどくさそうにしてるけど。

昨日はどうしたん?って言われてもた
ずっと彼のお腹に顔うずめてたからかな(´・_・`)
ふわふわしてるから。
癒されるんやもん。

だって今日で1年やってんもん。
不安とプレッシャーと戦いながら
1年


365日片時も離れへん
お休みの日でも
営業後も
夢の中でさえも

バリバリ働く女ってやつか
仕事に生きる女ってやつや

いつも今にも崩れおちそう


祝オープン一周年
立派なお花が届いた

1年前なんて思ってたかな
もうちょっと思い出せへん

めまぐるしくって
必死で、忙しくて、
自分を使い切るって思ってたかな


音の中に一緒に溶けたい
15歳の時のファイナルアクトの
ムーンの中がいいかな。
15年たってまうんかあの時から。

変わらへんものもちゃんとあるね。

ファイナルアクトのDVDみて
さみしいのをもっと増長させる
15歳にもどる。
あの日ドームにいたあたしみたいに
30になる、
あたしは東京の一人暮らしの部屋で泣く
るなの終幕見て
あの日と同じきもちで泣く

自分がどれだけできるか
試してきた1年
才能も学歴もないあたしが
負けず嫌いな性格のみで
ここまでできるとは思わんかった
それは自負する。

15歳のあたしは
知ってたかな

どこに向かおうかな
ママに電話する









0からはじめて
1年間必死に走った
どうしても追いつきたくて
くたくたになって
しかられて
けなされて
ほめられて
もう無理って何回も思って。
泣いて。腫れた目で出勤して。
でも結果を出すたびにアドレナリンが
たくさんでて
もっともっと頑張って
1年たって
0やったはずのものが
いつのまにかこんなにも大きくなった

全店舗中2位。
最下位からの2位。
前代未聞の数字が出た。
前からある店舗には負けへんって
絶対追いついて、追い越すって。
目標にしてた前にいた店舗を
1月やっと抜いた。

スタッフも3人も4人も増えた。
工事して増席もした


もう頑張れへん
もうそうとうがんばった。
急に先が見えなくなった。
息切れ

会議終わって
サロン戻って
トイレで泣いた
良い結果やのに
みんなにすごいねって言われて
わけわからん気持ちになった

でもいつもみたいに
深夜まで残業した。

彼がむかえにきて
あたしのことぎゅってした。

あがったりおちたり
不安定な彼女やって言って
笑ってた
彼のトップスが涙でべちゃべちゃになってた


使い切ったんかな
自分を使い切るって決めたん1年前
東京やよ。地元とは違う。
まさかこんなあたしが
東京でこんなにもできたからもう
自分の人生的には成功でいいよ

音楽聞いて天井ずっとみてたい


あたしのことやからまたすぐ
負けん気発揮するんやろうな











黒い髪が指のあいだを通り抜けてく
眠ってる横顔
疲れさせてるのはあたしや。
すこしだけ距離感が必要かもしれへん
仕事だけに集中した方がいいかもしれへん
優しすぎて申し訳なくなる
イライラして八つ当たりして
ワガママばっかり。
思い通りにならへんとすねてまう。
彼は笑ってるような困った顔をしてる
小さい子どもをなだめるみたいに
いちだは十分がんばってるよって
頭なでてくれる。

時間が止まればいいのにって
明日の事なんか何もしらんって
もうどうなったっていいって
思う瞬間は、
彼とくっついてる時
なんやよ。

でも、朝がくると
また仕事にむかう。
彼は頑張れって優しい笑顔で
あたしが見えんくなるまで見送ってくれる

あたしは何かできてるんかな
彼のために
出会った日から、最初から
やたら特別にしてくれて
彼氏いるって言ってるのに
不思議な人やなーって思って
今もそれは変わらんくて
あたしはどんどんワガママになる。
小さい頃を取り戻すみたいに
子どもになってまう。

パパって言ってしまいそうになる。
パパなんじゃないかって思ってまうん。

彼はあたしの何が好きなんやろう。


今日も
彼のとこにご飯
モツ鍋たべたいって他のお店いこうとしたら
特別に作って待っててくれてる

優しすぎる(´・_・`)
どうしよう。

彼のママからもらった
カシミヤのマフラーがあたたかすぎる。











久々にhideに頼った!
もう我慢できへんくなって
鼓膜やぶれたらいーのに
胸は張り裂けたらいーのに

ちょっと良いスーパーで
高めのスパークリングワインと
チーズ買って
高円寺の友達の家に

みんなにいい顔したくない
愛想振りまきたくない
ほんまの自分を出せたら

そしたら、時々のみすぎる。

見苦しいやつ。
好きな人には見られたらあかんやつ。

いちだの全てを受け入れるなんて
やし、そんなワガママは言わへんもん。

でも、吐き出したくなる日があっても
いいやんな
汚い言葉だって言いたくなる日があっても
いいやんか
それは受け入れて

結果出してるんやよ
もう必死なんやよ
さりげなくかっこよくなんて
してない。みせてるだけ。
評価して欲しいだけなん。
さすがやって言ってほしいの。
それでこんなにも必死に
ガムシャラに頑張れるのに。
寂しくてこわくて不安やよ。
でもあたしこの仕事と立場が
好きで好きで仕方ない

絶対負けへんしって
真夜中の飯田橋の横断歩道で口に出したら
彼に心の中にしまえって言われた。

しまえへんから口に出した。
涙も出そうや。
あかんって言うなら、
せめて、あたしの耳にイヤフォン
押し込んでほしい。

ほんまに、
どうしようもなく変な彼女でごめん。
いつも
自分のことしか考えてない。