こんばんは。
ヴィリヘルム・ハマスホイ
「室内・床に映る陽光」
ハマスホイは、数年前に国立西洋美術館で初めて作品に出会い、しばらくその場から動けなくなるほど心動かされた画家です。
私は、ハマスホイの作品の、このなんとも言えない哀愁漂う空気感とセピア色の永遠に時間が止まってしまった感じが大好きです。
この陽の光が差し込む感じがため息が出るほど本当に美しいのです。
ウィリアム・ローゼンスタイン
「母と子」
ローゼンスタインはどの作品も
何気ない、日常を描いていますが、一瞬を切り取った美しい表現と、独特な世界感に惹き込まれて抜け出せなくなります。
そして、
今回のテート美術館展の作品の中で私が一番、衝撃を受けたのがこの作品です。
ブリジット・ライリー 「ナタラージャ」
皆さんはこの作品は何を表現していると思いますか?
…
なんと、ヒンズー教のシヴァ神を描いたもので、シヴァ神の千手観音のようなたくさんの手を大きく広げた姿を表現したそうなんです!
なるほど〜〜〜
ライリーの自由で豊かな発想と表現力に脱帽すると共に、
本当に面白い視点に感動しました。
ゲルハルト・リヒター
「アブストラクト・ペインティング」
リヒターの作品は、本当に迫力があって、ものすごいパワーとエネルギーがどかーん!と伝わってきます。
ぶら下がったかけら
ぺー・ホワイト
大きな空間に漂う、不思議で美しく優しい作品で、なぜかすごく心が癒されました。
きっとこの表現を生み出すのに、高さや糸の太さや傾きや大きさや色々なことを果てしなく、考え、計算し尽くされてきたんだろうなと想像すると、感動が何倍にもふくれ上がりました。
オラファー・エリアソン
「星屑の素粒子」
宇宙の広がりと儚さ、その中で私たちの居場所を探る方法としての光。
エリアソンは、特定の環境下で光と色がどのように結びつき、表れるかを考察しています。
天上から吊るされた大きなクルクル回るボールの表面の鏡が光にキラキラと反射して、本当に宇宙の星屑を見ているかのようでした。
ここでは紹介仕切れないほど、魅力的な作品が数多くあった「テート美術館展 light-光」
本当に素晴らしい展覧会でした。
いつかまたロンドンのテート美術館にも行きたいです。
今回の展覧会、行けなかった方にも少しでも行った気になっていただけたら嬉しいです。
それではまた