酔ひたる 君等の父が
きわめて正常な君等の母に感謝しながら
愛する子等の君等に贈る詩(ことば)
見て 見えるなら 見てみよう
聞いて 聞こえるなら 聞いてみよう
そして 見えて聞こえるなら
考えて 想いめぐらそう
みえて拡がる 聴いて拡がる
素晴らしい世界と人生
考えて拡がる 想いて拡がる
素晴らしい世界と人生
(父の世界)
でも 知ろう
この世の狭さと 神の世のあたたかい広さ
そして 知ろう
謙虚な心のひろさとあたたかさを
(母の世界)
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上の文章は、癌で父が亡くなる前、お酒でご機嫌になった状態で
チラシの裏にかかれていたもの。
父が伝えたかった言葉を、気持ちを、きちんと受け止められていたのか?
言葉の内容が喉にささった魚の骨のように胸につかえてた。
だから、このメモも捨てられずにずっと保管してた。
最近、森 絵都さんの『みかづき』を読んで、父が言いたかったことが
すこし分かったような気がして 自分で書いたのが下の詩。
そういえば 子供のころから
「勉強が大事だ」ってことと「おもいやり」って言葉は
何度も繰り返し聞いてきたなあと 死後10年以上経ってふと思い出した。
まあ、今も全然学びも優しさも足りない私だけど。
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父ちゃん曰く。
物事はその目を見開いて じっくり見るべし。
聞く耳を持って 耳をかっぽじって聴くべし。
見て 聴いて 物事を知ったならば
次は自分自身の頭を使って考えて考えて、その先を想像する。
見て
聴いて
考えて
想いめぐらす
そうやって生きることで
君の生きる世界はすばらしいものとなる。
だけど、知ってほしい。
そうして広がった世界は
ある意味とても狭い世界であるということを。
いつだって 目に見えない色々な形で
誰かのやさしい気持ちや力に見守られ
助けられながら生きていることを忘れないで。
その心に優しさと思いやりをもって生きていくんだ。