黄昏時 緩和ケアセンターの帰り
この日はウルフムーンという特別な満月の日だったと後で知りました。
どおりで、思わず立ち止まってしまいました。
(病棟の許可をいただいています)
ご高齢の女性の方へフットトリートメントを行っていた時です。
お声を出して話すのもしんどいくらいだったと思います。
でも、口元をみると「き・も・ち・い・い」というように動いているのがわかりました。
ご高齢の男性へフットトリートメントを行った時のこと。
ずっと目を閉じていらっしゃったので眠っていらっしゃるのかと思っていましたが、
おわりましたよとお声掛けをすると、
両手を伸ばして
「あ~、足がびっくりしている!
こんなに大切に扱ってもらったことないよ」と
穏やかで晴れやかな笑顔を向けてくださいました。
初めてお会いしてたった15分ですが
私が思っていることが伝わっていたんだなぁととても嬉しかったです(^^
緩和ケアセンターでアロマトリートメントを行うということは
その方の何十年という人生の終盤の
1週間か1か月か
その間の20分という貴重な時間を使わせていただいて
一緒にいさせていただくということ。
一緒にいるだけではなくて
ふれさせていただくということ。
時間と感覚を共有するということ。
言葉でのコミュニケーションをとるのが難しいことの方が多いので
どこか痛い所はありませんか。
寒くはないですか。
辛くはないですか。
さびしくはないですか。
今何を想っていますか。
お疲れさま。
がんばりました。
いろいろな気持ちをまとめて
[今日お会いできてよかったです。あなたのことを大切に想っています。]と
心の中でおもいながら
アロマトリートメントをさせて頂いています。
こんな尊い経験をさせていただく事ができる仕事は
そうはないと思っています。
ここにいさせていただけるということに
あらためて感謝した日でした。
めごめごLINEどうぞよろしくおねがいします(^^)/
LINEの仕様が変わっており、一度ご登録いただいた方も
お手数ですがもう一度ぽちっとお願いいたします!