「ごめんね、

あなたとした

約束を

ぼくは破るよ。




あなたを

愛している。」




伏せられた

長い睫毛の間から

潤んだその瞳。




私は

何よりも

ずっと

その言葉が

欲しかったくせに。




魔法から醒めた

どこかの王女のように




すべてを手放した

最後の夜。