深く


深く


どこまでも


沈みこんで





もう


消えてしまおうかと


この世の底で


目を閉じようとした瞬間に





ほんの薄らと


瞼を掠めるその光





転んで


踠いて


どん底でも





拡大を続け、


留まることを知らない


この宇宙の摂理を


なんと形容したらよいのだろう





迷って


迷って


間違えても





愚かで


苦しくて


真っ暗でも





絶望の底から


見上げようとする


その瞳に





希望という


名前をつけよう