誕生日を迎え、またひとつ歳を重ねることができました
女として
第一子として
病気知らずの健康な身体に産まれ
衣食住に不自由はなく
毎日毎日育ててもらって
やりたいことを好きなようにさせてもらって
「全部あたりまえ」と思っていました
「だって親だから」と思っていました
なにも見えていないのに
小さな穴から世界を見ているくらいの視野の狭さなのに
私はすべてわかっている
と思っていました
その裏にあるエネルギーに気づくこともできず
どんな働きがあったかも知らず
どんな思いがあったのかを察することもできず
ただそれがあたりまえだと思っていました
それどころか
それでも足りないと思っていました
自分が親になって
息子たちが私に教えてくれています
あのとき親はどんな思いだったかを
申し訳ありませんでした
ありがとう
