さて、わたし達はノースショアへ向かい、皆さん念願のノースのシュリンプを食べることに。

シュリンプの本場は「カフク」というハレイワとライエの中間くらいにある街です。

このハレイワの街でもシュリンプ・シャックが沢山あるので、ワザわざカフクの街までドライブしなくても食べられます。


シュリンプを皆で食べていたら、シャックのテントの間にある木の茂みの中に、地鶏の巣があったんです。

そこからメスの親鳥と小さなヒヨコの軍団が出て来て、お客さんのおこぼれを食べていました。

ヒヨコもまだ産まれたばかりのようで、目もロクに見えてないようでした。


そこでどうにかしてヒヨコをわたし達の方へ引き寄せる実験をしてみました。

スフィアを使ってヒヨコとのコミュニケーションの経験です。

親鳥の波動をコピーしてヒヨコの近くに置きました。

そうすると混乱するんです。

すると数匹のヒヨコさんは、母親の行動から外れて、こっちに近寄ろうとするんですが、それを察知した母親が迎えに来るわけです。

再び親鳥の波動をコピーして腕に同じ波動を作り出し、コッソリと一匹のヒナに近づいて捕まえちゃいました。


これは結構簡単でした。


私の掌に乗ったヒナ鶏は、大人しかったです。

騒ぎもしないし、泣きもしない。


近くで観察して分かりましたが、まだ目が見えてないんですね。

目が見えてないのに、母鶏について廻っているんですから、盲滅法というものです。


魔法使いのタミさんも、エイジマさんも面白がって実験してました。


ここで考えたのは「スフィア」を使っての動物とのコミュニケーションです。

二日目のドルフィンスイムでも、イルカとの感覚的な交信を経験しましたから基本的に、人間と、その他の動物とのコミュニケーションは可能です。

アニマル・コミュニケーターという仕事もありますから、「スフィア」の技術を更に洗練させて、本気で訓練すれば、動物とのコミュニケーションも明確にとれるようになる可能性があります。


そんな駆け引きを何度か繰り返した結果に分かったことがあります。

ここしばらく、意識の一体化に関して考える機会が多かったんですが、これで感覚的にアイデアを理解することが出来ました。

動物や鳥、昆虫等に関わらず、人間にもグループ的な集合感覚というのがあります。

動物が群れをなす。

渡り鳥が群れで空を渡ってゆくという現象です。


この地鶏の家族の場合、母鶏の波動域の中にヒナ鶏が入っているので、その波動域の中に変動が起きると、母鶏がそれを認知して探しに来るんです。

これは動物に限らず、人間にも同じことが当てはめられると思います。

「スフィア」を使った人間同士の集合化は、クアロアでのフラ体験で実験しましたから、現在の時点でもある程度は可能です。

しかし、悲しいかな人間の生活は、動物のようにシンプルではないので、そう簡単に自分の波動域に対して敏感であることが難しいわけです。

これからわたし達、人間の波動が上昇すると、それまでは上手に使うことが出来なかった波動の領域を使えるようになります。


「ワンネス」という言葉が使われ始めて久しいですが、その「ワンネス」がもっと身近になるわけです。

そういう意味では、波動の世界と、多次元的な世界を明確に理解するということは、これから先に待ち構えている「ワンネス」の世界観には必須な科目ということになりますね。

(続く)