最近の私は仕事を減らし
会社を畳んで年金暮らしを考えるようになっている
ツイッター社の買収後に
大リストラ中のイーロン・マスクさんを観て
人形町のパチンコ屋で知り合ったおっさんを思い出した
2011年度の私は
厚生労働省の老健局のとある委員になっていて
月に一回登庁して人形町のパチンコ屋で
3時間ほど時間を潰すのが日課だった
ホームレス風の容姿だが
東京都産業労働局金融部のエリートだったという
おやじが隣に座ってこう言った
2008年のリーマン・ショックは
日本経済を地獄にした
当時東京の2割の世帯は
貯蓄がない実質経済だったから
東京都は未曾有の失業者と
ホームレスの増加を予測した
東京都は公務員削減を計画しようとしてたので
早期退職制度を利用して
悠々自適の生活をしはじめたという
おっさんは
日本は物価や賃金を下げてリーマン・ショックを凌いだ
デフレだ、賃金デフレを起こして失業者を抑えたんだ
しかしこれは対症療法だ
日本の景気は良くなるはずがない
どの国の企業も経営不振になると解雇者を出して
組織を再起動して健康になっているのに、日本はちがう
企業は成長戦略に対し、解雇という方法で解決すべきなんだ
これからの政府の仕事は
解雇者が安心して暮らせる社会保障を設計して
企業は解雇者をどんどん出して
成長性・生産性のある分野に業態をシフトして
そこで雇用を促進すれば経済はぐるぐる回るんだ
と言っていた。
群馬県のパチンコ屋にはあんなおっさんは絶対いない
1400万人が住む東京は
計り知れない知恵の集合体だと思った
あの当時アベノミクスは
金融政策・財政政策・民間投資成長戦略の
「三本の矢」っていうやり方で景気回復を目指した
社会は労働者で成り立っている
金融中心のアベノミクスより
おっさんの
「解雇者保障経済グルグル論」のほうが心に残る
イーロン・マスクさんも
成長性・生産性のある業態にシフトして
そこで組織をぐるぐる回すんだろうな
人形町のパチンコ屋のおやじと
おんなじこと考えてるんだな




