横浜・鶴見クオリティ154(潮田町に「ビッグ・エー」出店へ 〝生鮮食品店戦争〟が勃発か!?) | 横浜・鶴見クオリティ(鶴クオ)

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横浜市鶴見区。日本を支える産業の街として知られ、アジア、南米、沖縄の人々が暮らすコミュニティが点在する一方、
山手側には著名人が暮らす高級住宅地が広がる。まさに人種の坩堝ともいえる街なのだ。
本ブログでは鶴見での暮らしや仕事、趣味について綴ります。



24時間営業のビッグ・エー横浜・潮田町店が7月下旬、鶴見区潮田町3丁目にオープンする。立地はスーパーマーケット「MARUKI」潮田店の真向い。営業時間が異なるものの扱う商品や出店規模もほぼ同じと見られる。国内最大級のケンカ〝鶴見騒擾事件〟の舞台ともなった潮田で、〝生鮮食品店の全面戦争〟の火ぶたが切られようとしている。


ビッグ・エーは食料品と日用品を扱うダイエーグループのディスカウントストア。公式サイトによると1979年に埼玉県・大宮に1号店をオープンして以来、現在は東京、埼玉、千葉、茨城、神奈川で約180店を展開している。


迎え撃つ格好となる「MARUKI」は鶴見区に2店舗、川崎市に1店舗展開。公式サイトによると潮田店は1969年に開店し、会員制度「まるちゃんクラブ」を組織するなど、地域に根差していることが強みだ。


ビッグ・エーの開店予定地には開店告知の横断幕とオープニングスタッフの募集ポスターが掲示されている。日収(8時間以上)は7200円~1万1250円、21時~翌朝8時のナイトスタッフの時給は1125円と提示している。一方、「MARUKI」のスタッフ陣容は、ボス格と見られるハスキーボイスのベテラン女性従業員が、女子高校生を中心とするアルバイトを従えてレジ回りを担っている。


ビッグ・エーの出店は、「MARUKI」だけでなく、「まいばすけっと」潮田町店、「セブン‐イレブン」横浜鶴見仲通店、「スリーエフ」潮田店など、周辺の店舗にも影響を与えそうだ。店舗規模とそれに伴う品揃えは「MARUKI」が最も多く、価格では「まいばすけっと」、利便性では「セブン‐イレブン」が頭一歩リードという状況。各店がそれぞれの強みを発揮して地域市場のバランスをとっている格好だが、24時間営業の「ビッグ・エー」の品揃えと販売価格によっては、この均衡が乱れる可能性もある。


単純比較しやすいアサヒスーパードライ(350ミリリットル)の最近の販売価格を見ると、「MARUKI」が227円、「まいばすけっと」が185円、「セブンイレブン」と「スリーエフ」が221円。「まいばすけっと」は市場調査を徹底していると見られ、その他の商品も最安値を付けている印象がある。


ビッグ・エーがどのような販売戦略を打ち出してくるのか、動向が注目される。