安宅和人さんのシン•ニホンを読んだ感想を書き留める。

ビジネス力、データサイエンス力、データエンジニアリング力が必要であり、教育の重要性や改革が必要だと書かれていた。


読後の感想は世代により分かれるだろう。

逃げ切り世代と言われる50代。

新たに切り拓かなければならない20代。

その狭間の逃げ切るのか新たに切り開くのかの30代40代。


50代以下の人間にとっては

もうビッグウェーブはこない日本で、

沈みにくそうな企業を選び、何十年と耐え忍ぶ人生が大半となるのかもしれない。

もしくは、リスクをとって果敢に挑戦するのか、という選択になるのかもしれない。


しかし、現状サラリーマンの身としては

何とも言えない悲しさを感じる。



日立とソニーがAI部門における人材交流、副業を認めると言っていたが、こんな流れが広がるといいと願うところだが、こんな先進的な企業は日本のどこかにあるのだろうか。


現実的には、江戸時代ほどの人口になった日本が、貧しいながらにAI技術を消費するだけになるのではないかとも思う。


AI、それにともなうテクノロジーや英語の習得が必要とされるが、必要なレベルを享受できているのはほんの一握りではなかろうか。

できるなら若者に広くその機会を与えるべきだ、と感じる。

結局生き残る道は、イノベーションを起こすことなのだから。


終身雇用神話、土地神話がなくなり、

長時間労働と住宅ローン地獄だけが残った日本。


生きる道にまだ答えは出ないが、

まずは知見を広げる努力をしたい。