憎しみの心の波に終止符を〜世界に広げる平和の波紋✨✨沖縄戦没者供養護摩 | やまとこころで夢を叶える

やまとこころで夢を叶える

Makarita Japan代表。
尊い「日本のこころ」を発信し、未来の世代に受け継ぐため、「大和心を世界へ」を志として、心の富裕層向けFIT英語通訳案内業・バイリンガル司会業・和文化講師業の3本の柱を軸に、世界平和に通ずる大和心を伝える活動を続けている。

太陽が最も長い時間天を通り抜け、祈りの力が最大限に天に届く夏至の翌日は、沖縄供養護摩でした。

















 
太平洋戦争末期の沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい地上戦で日本兵、米兵含め24万人以上の方が沖縄戦でお亡くなりになられ、沖縄に住む人々の4人に1人が命を落としました。
  
 
多くの犠牲となられた人たちの御霊供養のため、沖縄の海岸にて、火護摩により、全国から寄せられた3,000本余りもの沖縄戦戦没者の皆様の供養護摩、世界平和の祈願護摩が焚かれました。

 
 
読経の途中、込み上げるものがあり、涙が止まりませんでした。
 
 

私達はこの戦争の歴史から何を学ぶのか?

憎しみや怒りの負の連鎖を断ち切り、この世の中に本当の平和の世界を築くことこそ、

先人達、お国のために命を散らした英霊達、戦争の時代を生きた人々の、心からの願いなのではないでしょうか。
 
 
 

人々が命をかけて守りたかったもの

それは、突き詰めていけば、大切な人々との、平和な日常なのではないでしょうか。
 
 

私達が今ここに生かし生かされていること。
 
 
それはまさに、先人、ご先祖様、人々の大きな愛が、生きる力が、生命のバトンを命懸けで繋いで下さったからに他なりません。
 
 

私達が一度固く握った手を手放し、その手で人々が手と手を取り合い、愛と調和で繋がり平和を紡いでいくならば、それこそが、最大のご供養なのではないでしょうか。

 
争う人々の心の波が止み、光の石を投げ入れられた美しい心の波紋で、波紋のように愛と調和の平和な世界が広がっていくことを願って止みません。


炎天下の砂浜で、5時間超の火護摩のあとの、皆の爽やかな笑顔です!

皆様、本当にありがとうございました🙏


いつもチャーミングで素敵な上田先達と💓


玉置グスクノロの末裔の方ともご縁を頂きました✨


沖縄の大先達様と


 
最後に、昨年の沖縄全戦没者追悼式で高校生の平安名 秋さんが朗読された素晴らしい平和の詩を、下記にご紹介します。

戦死されたお兄様を思い、涙を流しながら平和の礎に刻まれたお兄様の名前を撫でるお祖母様のお姿がこの詩に綴られています。
 

「今、平和は問いかける」

夏六月
溶けかけたアイスを手に走り出す
緑萌ゆるこの島の昼下がり

礎に刻まれた「兄」に
まるであの日のように
そっと触れるおばぁの涙は
陽炎が登る摩文仁の丘に
ただ果てしなく広がっていく

その涙は体を包み込み
私を「あの日」へといざなう

限りないこの空は
何を覚えているのだろう

涙に満ちたおばぁの瞳は
何を語りかけているのだろう

七十八年前のあの日あの時
かけがえのない たったひとつの命が
憎しみと悲しみの中で 散っていった 

名も無き赤子の 微かな 微かな泣き声は
震える母の手によって 冷たく光の無いガマの中で儚く消えていった

幾多もの砲弾が
紺碧の海を黒く染める鉄の嵐となって
この島に降り注いだ

戦争が起きる前
そこには日常があった

私達と同じよう原っぱを駆け回り
友達とおしゃべりをする

みんなで暖かいご飯を食べ
時には泣き
時には笑い
時には「ありがとう」を伝える

そんな今と変わらない日常が
平和が
そこにはあった

平和は不確かで
脆く崩れやすい
いつもすぐそばにあるのに
いつのまにか消えていく

おばぁの涙は
摩文仁の丘に永遠(とわ)に灯る平和の火は 
今、私達に問いかける

平和とは何かを
私達に出来ることは何かを
私は過去から学び
そして未来へと語り継いでいきたい

おばぁの涙を
沖縄の想いを
かけがえのない人達を
決して失いたくはないから

今日も時は過ぎていく
いつもと変わらずに
先人達が紡いできた平和を
次は私達が紡いでいこう

そして世界に届けていきたい
平和を創り
守っていく
この沖縄の「チムグクル」を



 
令和6年6月
沖縄戦はじめ、戦争により亡くなられたすべての方々に哀悼の意を捧げます

合掌🙏