妹と2人で母に面会へ、

今日も居室へ通して貰えました。


母はベッドに横になっていて。

誰が来たのか理解してない様子でしたが、娘達と解ったとたん口が回り始めました。


最近の口癖は、

「ここから何処かへ移りたい」

「誰も話しかけてくれない」

同情を請いたい声音です。


「(尿が)でてもすぐは替えてくれないの。」と、言うので。

オムツパッドを交換して。


車椅子へ移乗させて机へ。


差し入れのプリンを勧めると、

「食べさせて。」

甘えますが、自分で食べるように促すと、上手に食べられます。


「誰かがこうやって手伝ってくれたら良いんだけど。」

…手をかけて欲しいのよね。。。



その後は、手の爪を切って。

(足は指の褥瘡手当で包帯中)


栄養補助飲料やオムツ等の

在庫チェックをして。

置時計の紛失した蓋を

応急修理して。

そんなこんなで時間は過ぎ。



「ベッドに寝たほうが良い?このまま起きてたほうが良い?」

「お母さんはどうしたいの?」

「……このままで良い?」

「じゃあ、車椅子で散歩にいこうか。」

「行っていいの?」


というわけで部屋を出て、

食堂までちょこっとお散歩。


前回までは、

促しても、

「部屋から出たくない。」

「嫌。」

と、拒否していたので。

今日は気分が良かったのかも

しれませんね。


そのまま、

食堂に居たいというので。

手を振って、

施設を後にしました。



食事が摂れていないのは

あい変わらずですが。


ひと月半ほど前、

この世とのお別れの準備と

いわれたくらいの、

低空飛行状態だったのが。


いくらか高度が上がり、

安定飛行しつつあるような、

そんな印象の母でした。