観たいけど…観たいけど……
一人じゃ怖い。
と、道連れを探していたところ…。

先日いきなりのお誘いがあり~
女子4人、連れだって観てきました。

『ブラックスワン』

ちょっとだけ・・・感想文書きます。
(読書感想文苦手だったし、どうなるかな?・・・ちょっと心配^^;)

 
え~と、まず、音楽が私的に注目(注耳?)でした。
全編通して、バレエのシーンじゃないところにも、
白鳥のメロディーがアレンジされて流れていたのが、印象的だったです。

そして、バレエの踊り部分に注目して踊りの美しさ等を愉しむ映画ではなく…、
バレエをモチーフにした、心理的なものを抉る様に描いた作品。
だから、バレエを観るつもりの観客になってしまうと、残念に思う部分も出るかも。
(踊ってる描写は、何だかバストショットが多い印象が・・・)
でも、修練を積んでいて、やっぱり凄い!と思う気持ちの方が強かったので、
主人公の心の襞を表すエピソードを見逃さない方に集注して観ようと思いました。
 
 
主演女優さんはもちろん圧巻…素晴らしかったですが、
脇を固める女優さん達が、それぞれ凄かった~。


幾つかの伏線を織り込みながら、
追い込まれ、足掻き、『境界』を越えては戻りする心理が、
恐ろしく、そして哀しかったです。


どこまでが現実で、どこからが狂気の世界か…
境界が曖昧に描かれていて、怖いのに目が離せない。ぐいぐい引き込まれました。


私的には、終盤のショッキングなエピソードが起きたとき、
何か最後の展開が垣間見えてしまったのだけど…。
でもがっかりしたとか、面白みが削がれたわけではないです。
ゆっくり考え辿る暇もなく、話は結びへとなだれ込み…。

ラスト数分間、緊迫していた気持ちが自然にほころび、す~と泣けてきました。
何故涙が出てくるの?と疑問に思うのに、涙だけは素直に出るの。
不思議な感覚でした。


そして…
一人で観なくて済んで、みんなが居て、
私の心臓的に、とっても助かりました(^_^;)。
 
 
 
 
そして、余談の余談ですが、
主演のプリマさんの体型は、想像する恵まれたプリマ的体型とは少し違っていて、親近感を抱いたこと。
十数年バレエを習っている娘より、フェッテとかピケターンとかだけでも何倍も綺麗に踊ってらして、
やっぱり凄い!と思ったこと。
追記しておきます。