玄関が、何だか広いです・・・。
 
夜、帰ってきて玄関の扉を開けると、
薄茶色の毛皮が長々と寝そべっていて、跨がないと入れなかったんです。
 
先週、桃次郎が亡くなって、
まだちょっと、桃のいない生活に慣れないでいます。
 
 
 
 
 
隣町に住んでいた時、
当時3歳(まだ一人っ子)だった長男が連れてきて、
成り行きでうちの子になった桃次郎。
僅か2kg、尻尾も皮膚病で、弱々しかった。
 
犬と暮らすのは(猫もですが)初めてだったので、
沢山驚いたり、ドタバタしながらの生活が始まりました。
 
でも、18年以上、こんなに長く一緒にいられるとは思っていませんでした。
(途中、夫の仕事の都合で海外で暮らした間、私の両親宅に疎開していたので、正確には16年ですが・・・・)
 
 
 
 
今年に入ってから、本当に足腰も弱り、やっと生きてるような風情だったので、
お別れがそれほど遠くない所まできている予感はありました。
だから、出来るだけ快適に、自然に桃次郎が過ごせて、
きっと最期はオムツ履かせて玄関で介護かな・・・と思っていたの。

だから、急にいなくなってしまった事は悲しいけれど、
十分頑張って生きてくれたんだなあ~という思いも強いので、
静かに受け入れることは出来ています。
 
時折、思い出しては、涙が出てきてしまうのは、仕方ないですよね。
 
 
 
 
晴れた日の、桃次郎。
昼間の定位置は、お祖母ちゃん宅の、柿の木の下。
涼しい風が吹き抜けるので、毛皮の桃には一番快適な場所、お気に入りでした。
お勝手口のすぐ近くなので、お祖母ちゃんも、ちょくちょく覗いてくれましたし、
道路にも面しているので、前を通る人や車や・・・眺めるのも好きだったみたいです。
木陰を追って、場所を変えながら、夕方までまどろんでいるのが日課でした。

最近は、じっと座っていると、足腰が固まって、立ち上がれなくて、
助けを呼ぶことも多くなってきてはいましたが・・・・。
 
 
 
 
夕方5時頃、様子がおかしいと、お祖母ちゃんから電話があって、慌てて行ってみると、
昼寝の丸まった格好のまま・・・まだ暖かくて、眠っているように見えました。
でも、もう、逝ってしまっていました。

あの日は、工事の職人さんたちが来ていたので、
私も一日家に居たのに・・・気付いてあげられなかったことだけが、少しだけ心残りです。
 
 
 
 
その晩、みんなでそれぞれにお別れをして、
翌日には火葬してもらい、今、桃次郎は、お骨で家に居ます。
時期を見て、庭に埋めて、土に返すつもりです。
 
 
 
 
 
 
 
このブログでは、よぼよぼの老犬桃次郎としての記事が多かったので、
いつかお披露目しようかな・・・と思っていた、若き日の桃次郎を、少しだけ載せたいと思います。
見てやってください。
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桃次郎を知ってくださった皆様、
お世話になった皆様、
暖かなコメントをくださった皆様
 
ありがとうございました
 
 
 
これから、一日一日少しずつ、
桃次郎のいない生活に慣れていこうと思います。