「冬眠した~い(>_<)。」

習い事の教室へ送る車中で、ひざ掛け毛布を抱きしめながら娘は連呼。

いつも良く寝ているような気がするんですけど・・・。
いまさら冬眠なんて・・・・ねえ・・・・(^_^;)。

学校から帰ってからも、
勉強もあれもこれもしなきゃと、気持ちが忙しい娘ですが、
最近はソファに座ったままや、
机で眠りこけていたりしていたので、

「じゃ、今日は休めば?」と言うと、
「絶対イヤ。」と即答。

習い事の教室近くで、そそくさと車を降り、すたすた歩いていきました。

さっきの冬眠発言などなかったかのように・・・。




約3時間後の10時半過ぎ(←遅)、
ようやく終わったと電話があって迎えに行くと、

「いや―やっぱり、すっきりするわ~。いい汗かいた。」
と、ハイテンション(^o^)/。

「さっきの冬眠は何だったの?」

「だって、寒かったから~。今はもうぽっかぽか。マフラーいらない。上着も脱ぎたい~。」


ああ、そうですか。疲れていての冬眠発言かと、ちょっと心配しちゃったじゃない(-_-;)。

行く前はどんより顔でも、帰りはたいてい晴れやか(*^_^*)。

今日の習い事での出来事やら、学校での話やら滑らかに口が動きます。

娘にとって、この習い事は、ストレス解消になくてはならないものなんだそうです。





娘が小学校高学年の頃。

この頃の女の子同士は、関り合いが複雑になってきます。

それなりに、いろいろあるだろうなと思ってはいましたが、案の定。
平穏な友達関係の日々ではない時期がありました。

娘は、クラスにできた幾つかのグループに属すことを拒み、
リーダー格の子と折り合いが悪く、意地悪されたりとかもあったらしいのです。
反撃もしていたと本人は言ってましたが。

「もしどうしても手に負えなくなったら、「逃げる」もありだから。
それに、もし必要なら、母達が学校に行くよ。」
とも、話したりしていたのも、この送迎の車の中でした。

娘は、少し考えて
「自分で何とかしたい。だから今は何もしないで。」

そのまましばらく見守ることになりました。



その後、娘は「Aちゃんがね~。」「Bちゃんは~。」とか
愚痴やら色々こぼしながら
娘なりに解決していったようです。

娘は、当時を思い出すたびに、
「この習い事の時間があったから頑張れた。
仲間がいたし、練習に集中すると嫌なこと忘れられたし。」
と、言います。




娘にとっての習い事は、学校社会以外での大切な、


『自分の居場所』

(なにせ、同じ学校の子がほとんどいないし・・・)




気軽に始めた習い事、
『バレエ』
もう10年以上経っちゃいました。

今は、当時の習い事仲間も、部活や進路の関係で皆やめてしまい、同い年の子はいません。

それでも、「続ける」ときっぱり言う娘。
「自分が決めることだから。」だそうです。



娘は、体型的にも、技術的にも、職業としてこの道に進むことはありません。

でも踊るのが好きなんだそうです。

だから、趣味や体つくりのために続けていけるのだと思います。




・・・いつまで続くかな?

送迎の車中での、愚痴?聞き役も、まだまだ続きそうです。