~なかなか曲者?ドセタキセル(タキソテール)~
EC療法が終わって3週間後、
次はドセタキセル×4回の治療が始まります。
今回のポイントは・・・
何といってもまずは『急性のアレルギー症状』
50人に1人くらいは、何らかのアレルギー症状が出ることがあるのだそうです。
開始5分以内くらいに起こるということでした。
アレルギーの原因は、
ひとつが『薬剤(ドセタキセル)そのもの』
もうひとつが『アルコール』
ドセタキセルは、水に溶けにくいので、『アルコール』に溶かし込んで点滴するのだそう。
「お酒は飲まれますか?」
前回の診察のときに聞かれ、
「少しは。付き合い程度です。」
と答えた私。
ちょっと心配だったのは、一応お酒だし「どのくらい酔っ払うのか?」ということ。
自力運転の車で通っている私としては気になるところでしたが、
「運転には差し支えない程度で、検問に引っかかってアルコール測定されても(多分)大丈夫でしょう。」
とのこと。
多少訝しさを残しつつも、化学療法も後半戦へと折り返したということで、
気持ちも少し楽に治療に臨みました。
採血、胸部レントゲン写真撮影、心電図検査のあと診察。
結果を確認して、治療開始が決まります。
『アルコール』の件はもう一度念を押されました。
どうしてもの場合は、溶剤に生理食塩水を使うこともできる。
ただし解けにくいので時間がかかったり、血管に負担がかかりやすいかも――と。
実は私、
子どもを生んでからここ20年くらい、ほとんどお酒を飲んでいなかったんですね~。
でも、学生時代や結婚前までは、飲み会とかいってそれなりに飲んでいたし、
お酒のアレルギーとかも記憶に無かったので、
通常通りの方法で治療を受ける承諾をしたのです。
そして・・・
・・・・点滴が始まり、薬が入ってまもなくです。
何だか顔がカーッと熱くなってきました。
同時に鼓動がトクンと跳ね上がった感じがして、ドキドキしてきました。
担当の看護師さんに伝えると、
担当の医師がすぐ対処してくれました。
即点滴を止め、抗炎症材のステロイドを追加投与され、
症状が治まったあとから、微量ずつ点滴を再開。
今度は急激な症状は出なかったので、徐々にゆっくり点滴の速度を速め、
通常の数倍の時間をかけて、何とか点滴を終えることができました。
その間、
意識はしっかりありましたが、何だか息をするのも億劫で、けだるい感じがしていました。
おかげで、指につけた酸素飽和度のモニター数値が、しっかり下がり気味。
一応意識して時々深呼吸すると戻るので、うつらうつらしながらも「あ、息しなきゃ。」
ってかんじで過ごしていました。
息しなきゃ死んじゃうんですがね・・・そんな恐怖感や緊張感がまったく涌いてこない。
感覚が鈍磨してしまっている感じでした。
「どなたか付き添いの方は?」
と聞かれ、
「いません。」
と私。
EC療法の初回、付き添ってくれた長男は、大学入学してしまったので、私ひとり。
もちろん車で来ていました。
「初回は特に、何が起こるかわからないんですから・・・。」
看護師さんにお叱りうけてしまいました(-_-;)。
アルコールが体に入っているわりには、ふらつくことも無く、感覚も大丈夫。
ただし、ちょっと世間と隔たった感じは付き纏っていたので、
ゆっくり慎重に運転して、家に無事帰ることができました。
そして、2回目からは、『アルコール』抜きで、点滴を受けたのですが。
アルコール抜きでうけた最終回、
最後の最後で出てしまいました。一回目と同じような症状が。
その日は、検査結果的には異常は無かったのですが、なんとなく気が進まない、
体調がなんとなくいまいちだな・・・と思ってはいたのです。
でも、最後だし!と、受けてしまった私が無謀だったのでしょうか。
幸いにも、前回同様症状は軽い方だったので、点滴も受けられ、無事終わることができました。
結局、私の場合、アレルギー症状の原因は『どっち』だったのか・・・・?
やっぱり『薬剤』だったんでしょうかね・・・と、今は思っています。
とにもかくにも、
『ドセタキセル』は、なかなかの曲者と言う印象。
あと、自分の体の声には、ちゃんと素直に耳を傾けた方がいいんだな・・・と。反省です。
EC療法が終わって3週間後、
次はドセタキセル×4回の治療が始まります。
今回のポイントは・・・
何といってもまずは『急性のアレルギー症状』
50人に1人くらいは、何らかのアレルギー症状が出ることがあるのだそうです。
開始5分以内くらいに起こるということでした。
アレルギーの原因は、
ひとつが『薬剤(ドセタキセル)そのもの』
もうひとつが『アルコール』
ドセタキセルは、水に溶けにくいので、『アルコール』に溶かし込んで点滴するのだそう。
「お酒は飲まれますか?」
前回の診察のときに聞かれ、
「少しは。付き合い程度です。」
と答えた私。
ちょっと心配だったのは、一応お酒だし「どのくらい酔っ払うのか?」ということ。
自力運転の車で通っている私としては気になるところでしたが、
「運転には差し支えない程度で、検問に引っかかってアルコール測定されても(多分)大丈夫でしょう。」
とのこと。
多少訝しさを残しつつも、化学療法も後半戦へと折り返したということで、
気持ちも少し楽に治療に臨みました。
採血、胸部レントゲン写真撮影、心電図検査のあと診察。
結果を確認して、治療開始が決まります。
『アルコール』の件はもう一度念を押されました。
どうしてもの場合は、溶剤に生理食塩水を使うこともできる。
ただし解けにくいので時間がかかったり、血管に負担がかかりやすいかも――と。
実は私、
子どもを生んでからここ20年くらい、ほとんどお酒を飲んでいなかったんですね~。
でも、学生時代や結婚前までは、飲み会とかいってそれなりに飲んでいたし、
お酒のアレルギーとかも記憶に無かったので、
通常通りの方法で治療を受ける承諾をしたのです。
そして・・・
・・・・点滴が始まり、薬が入ってまもなくです。
何だか顔がカーッと熱くなってきました。
同時に鼓動がトクンと跳ね上がった感じがして、ドキドキしてきました。
担当の看護師さんに伝えると、
担当の医師がすぐ対処してくれました。
即点滴を止め、抗炎症材のステロイドを追加投与され、
症状が治まったあとから、微量ずつ点滴を再開。
今度は急激な症状は出なかったので、徐々にゆっくり点滴の速度を速め、
通常の数倍の時間をかけて、何とか点滴を終えることができました。
その間、
意識はしっかりありましたが、何だか息をするのも億劫で、けだるい感じがしていました。
おかげで、指につけた酸素飽和度のモニター数値が、しっかり下がり気味。
一応意識して時々深呼吸すると戻るので、うつらうつらしながらも「あ、息しなきゃ。」
ってかんじで過ごしていました。
息しなきゃ死んじゃうんですがね・・・そんな恐怖感や緊張感がまったく涌いてこない。
感覚が鈍磨してしまっている感じでした。
「どなたか付き添いの方は?」
と聞かれ、
「いません。」
と私。
EC療法の初回、付き添ってくれた長男は、大学入学してしまったので、私ひとり。
もちろん車で来ていました。
「初回は特に、何が起こるかわからないんですから・・・。」
看護師さんにお叱りうけてしまいました(-_-;)。
アルコールが体に入っているわりには、ふらつくことも無く、感覚も大丈夫。
ただし、ちょっと世間と隔たった感じは付き纏っていたので、
ゆっくり慎重に運転して、家に無事帰ることができました。
そして、2回目からは、『アルコール』抜きで、点滴を受けたのですが。
アルコール抜きでうけた最終回、
最後の最後で出てしまいました。一回目と同じような症状が。
その日は、検査結果的には異常は無かったのですが、なんとなく気が進まない、
体調がなんとなくいまいちだな・・・と思ってはいたのです。
でも、最後だし!と、受けてしまった私が無謀だったのでしょうか。
幸いにも、前回同様症状は軽い方だったので、点滴も受けられ、無事終わることができました。
結局、私の場合、アレルギー症状の原因は『どっち』だったのか・・・・?
やっぱり『薬剤』だったんでしょうかね・・・と、今は思っています。
とにもかくにも、
『ドセタキセル』は、なかなかの曲者と言う印象。
あと、自分の体の声には、ちゃんと素直に耳を傾けた方がいいんだな・・・と。反省です。