傷はやっぱり･･･（乳がん回顧録その１３）

手術から約２週間ほど経った頃、

傷のある右胸～腋の下にかけての重苦しさが、日ごとに少しずつ増していったように記憶しています。


それに伴って、手術直後は　“うっかり”　高く挙がっていた腕も、持ち上がらなくなるし。
リハビリ指導書のとおりには進められない壁に当たってしまった感じがしました。
（････根がいい加減なので、あんまりまじめにやっていたわけではないのですが。）

腫れぼったい･･･というか脹れてる。
退院直前まで出続けていた浸出液が、まだ止まらないのかな。
そんな不安も頭をよぎりました。




ちょうど年末年始にかかっていたこともあり、次の診察日は年明けの予定。
病院からは「何か異常を感じたら連絡してきてください。」といわれていたものの、どのくらいで連絡したらいいか････迷いましたね～(-_-;)。


熱はないので、感染症とかは大丈夫そう。
鏡に映して見比べて、急激に脹れているわけではなさそう。
皮膚の色にも変化はなさそう。
あくまで地道な“脹れ”
されど“脹れ”


「病院行ったら多分溜まってる液を抜かれそうだな～」
「痛そうだな～」
「でも感覚が麻痺してるから痛くないかな」
「行ったほうがいいかな」
「まだ大丈夫な気もするな」
「ちょっと心配だな」

ぐるぐるぐるぐる考えてしまいました。
考えているうちに時はすぎ････

結局そのまま放置してしまったのでした。


ちょうど手術後２～３週間目位は、傷の治る過程で、一番腫脹してきたりするのだそうで･･･。
抜く処置をするかしないかは、脹れの程度やたまり具合の、状況判断によるらしい。

リハビリも、腕の動きを固めてしまわないためには大切だけれど、傷そのものの回復のためには“安静”も必要なので、“ころよい加減”がよいようですね。

　




そして････
年明けの診察日の頃には大分落ち着いていたので、
やっぱり自力で運転していってしまった私･･･。
医師に苦笑いされてしまいました。
「無理はだめですよ。気をつけて帰ってくださいね。」

ええ、帰りはより慎重に運転しましたとも･･･
もちろん無理な動きをしないように注意して、
痛みがなかったのが幸いでした。






今思うと結構無茶してたかな～とちょっと反省です。

状況的に、送迎とか頼めなかったのもあるけれど、
自分で何とかしてみたいっていう意地みたいなものもあったかな。
これからまだ治療が続くんだし、負けてらんないぞ～みたいな。

でも、もし甘えられる状況だったら、甘えたほうが、より安全だと思います。
無理は禁物です(^_^;)。