終点の上総亀山までは日中は木更津１３：０１発の便しかなく、これに乗らないと到着が夕方になってしまいます。
下の写真が木更津駅で発車を待つ１３：０１発の便です。この前の便は朝なので木更津に近い人でないと乗れません。
車両はわりと新しいディーゼルカーです。(非電化なので電車ではありません)
木更津は東京まで直通の快速電車が発着していて、アクアラインで川崎も近いところですが、久留里線沿線はほんとにのどかな田園地帯です。
終点の上総亀山に近づくと、低い山あいを縫って走ります。JR の線路とは思えないほど、草が生い茂っています。
そのため、速度が遅くて路線バス並みです。
これが終点の上総亀山駅です。
乗ってきた人は大半が観光客です。と言っても、久留里線に乗るのが目的なので、乗って来たディーゼルカーで折り返し帰ります。（そうでないと、何時間も次の便を待つことになります)
行き止まりの線路。元々は国鉄木原線 (現在はいすみ鉄道) につないで房総半島を縦断できるようにする計画だったとか。
でも、山ばかりで人口が少ないこの地域に何で鉄道なんて敷いたんでしょうね。
上総亀山駅の駅舎ですが、けっこうちゃんとしたものなので、昔は有人だった感じです。
駅前には商店街の廃墟がありました。
昭和のころは、全部、営業してたんでしょうね。
「観光案内所」とかの文字が消えかかっていました。
タクシー会社も営業していません。
ここからの足は何もないので、どこかへ行こうとすれば歩くしかありません。
歩いて10分ほどのところにダム湖があり、そこを見学したかったんですが、時間がなくてできませんでした。
(折り返しの便に乗らないと、夕方まで便がないため）
たぶん、元は旅館か何かだったんでしょうが、廃墟になっていて、草に覆われつつあります。
唯一、見かけた地元のおばあさんが畑で農作業をしていました。
乗って来たのと同じ車両で帰りました。停車時間は15分ほどです。他の人も大半はこれで帰りました。
