記憶 その③ | 總總 sousou

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 記憶 その③

わたしの父の記憶、 
父は、お金を稼ぐことが得意‼️
でも、使うのはもっと得意だった。
今は死語?
父には、2号さんが居ました。

女の子2人を 可愛い盛りに亡くし、5人目に生まれた女の子のわたしの事を大好きだった父。
しかも、自分にそっくりな顔👀
何処へでも連れ歩いたのだ。

当然、2号宅にも……???
初めのうちは、知らないおばちゃんがお小遣いくれるし、実の兄ちゃんと違い 可愛がって遊んでくれるお姉ちゃん居て……。
喜んでついて行ってた記憶‼️

そんな私も  成長と共にだんだんと父を嫌いになってくる。 
母の苦労がわかってくる。

父は酒と女にお金をつぎ込む。
夫婦喧嘩は、茶碗が飛び、母の額から血が流れた記憶がある。

母は、そんな父のあてにならないお金を待っては居なかった。

千両、万両の種を蒔き、正月の縁起物であるコレを育てて、年末勝負で市場に出荷して私を育ててくれた。

私には、家族と遊んだ…とか
旅行に行った記憶はない。


そんな母、自分が稼いだお金まで、父に使われてしまう事があった記憶がある。

母が、とった行動‼️
かめ壷に入れて、庭に埋める。

父が亡くなってから、壷を掘り出しビショビショになった一万円札が100枚、乾かし、郵便局に積みに行ったのは新しい記憶として残っている。

そんな母、90歳

今、三途の河を行ったり来たり

もう少し、親孝行させて下さい。

                         つづく
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