最近になってやっと7年越しの失恋に終止符をうつことができそうな、今日この頃。

うらみわびも真の意味で「うらみわび」ではなくなってきているのかもしれません。

 

 

失恋を乗り越えるのに必要なこと。

それは「忘れること」だと思うんです。

 

楽しかった思い出や「あのときああしていれば……」っていう悔しい想い、

いろいろあるんだけれども、最後はやっぱり

 

 

忘れる

 

 

っていうところに行きつくと思うんです。

もちろんふとしたときに思い出すことはあると思うんですが、

忘れなければ先には進めない気がするのです。

 

恋愛には結婚というステップアップと破局というフェードアウトの2つの分岐がありますが、

フェードアウトならば、この忘却という項目はラスボス、最終作業であるように思えるのです。

 

おそらく相手の方もいつまでも想われていたくないでしょうしね。

忘却で終止符を打たれる失恋は私たちの人生の大きな糧となるでしょう。

いや、なってもらわないと困る!

 

 

そう、忘却です。それも

 

 

『優しい忘却』

 

 

声優の茅原実里さんの楽曲ですが、

この曲がこれほど映える作品はないでしょう。

 

 

YouTubeより引っ張ってきました。↓↓

動画を見て作品を懐かしむもよし。BGMにして本記事を読むもよし。

ご活用ください。

 

 

 

 

うらみわびの【この映画がおもしろい

 

 

原作: 谷川流 製作: 京都アニメーション

『涼宮ハルヒの消失』(2010)

 

 

 

 

 

 

 

 

勝手に評価表

ストーリー

☆☆☆☆☆

アクション

☆☆☆☆

感動

☆☆☆☆☆

 

 

【キャスト (敬称略)】

 

涼宮ハルヒ: 平野綾

 

 

 

 

キョン: 杉田智和

 

 

 

 

長門有希: 茅原実里

 

 

 

 

朝比奈みくる: 後藤邑子

 

 

 

 

小泉一樹: 小野大輔

 

 

 

 

朝倉涼子: 桑谷夏子

 

 

 

 

鶴屋さん: 松岡由貴

 

 

 

 

谷口: 白石稔

 

国木田: 松本恵

 

キョンの妹: おおきさやか

 

 

 どんな話

 

「俺は今、ものすごくハルヒに会いたい」

 

 

いつも事件ばかり引き寄せる高校1年生 涼宮ハルヒ。

まさか彼女にこれほど会いたいと思う日が来るとは……。

 

それはクリスマスを前にした12月18日。

いつものように登校したキョンはある異変に気付く。

 

 

ハルヒがいない!

 

 

最近になって流行り出したインフルエンザだろうか。

まさかアイツが風邪を引くとは。

アイツにも人間の常識のカケラがあったのだろうか。

 

そんな日の昼。

キョンは目を疑う光景を目にする。

 

朝倉涼子。

それは以前、キョンを殺そうと画策し、宇宙人であり情報統合思念体によって生み出されたヒューマノイドインターフェース 長門有希によってその存在自体を消された女。

 

 

なぜ朝倉涼子がここにいる!?

 

 

 

彼女は何食わぬ顔でキョンの後ろの席に荷物を置く。

 

 

そこはハルヒの席だ!

 

 

そう言ったキョンに教室中はざわつく。

 

 

「ハルヒって誰?ここは私の席よ」

 

 

自分がおかしくなってしまったのか。それともこの世界がおかしくなってしまったのか。

キョンはこの状況を飲み込めないでいた……。

 

 

 

こんな世界を求めてたんじゃないのか?

 
 

 長門回

 

今回の事件。それは涼宮ハルヒの消失!

でも、今回主役は別にいるように感じます。

それが長門有希

 

この映画を見て有希ちゃん推しになった人も多いのではないでしょうか。

これまで無機質で無表情の長門有希。

返事は大抵1秒(「そう」)

そんな彼女がなぜか今回は

 

 

積極的!

 

 

彼女の変わりようにはキョンもびっくりしたことでしょう。

私もびっくりです。

 

宇宙人であるアンドロイドの彼女にも感情というものがあるのでしょうか。

あるとすれば、やはりアニメの第27話『射手座の日』でみせた彼女の楽しそうなパソコン裁きでしょう。

彼女にも「興味」と呼ばれるものが存在している証拠です。

 

 

 

 納得!

 

この映画を見終えた感想は一言で

 

 

感動!

 

 

それしかありません。

まさか、この事件の裏にこんな出来事があったとは……。

そして

 

 

納得

 

 

ですね。

もしかしたら、これまでの『涼宮ハルヒ』シリーズを見ていて、

 

 

ここは絶対にこうなるだろう

 

 

みたいな主観的に見ているところがあったのかもしれません。

思えば世の中には「完全」というものは存在しないのですね。

そう考えると、明日も今日のように訪れるとは限らない。いつものように訪れてくれた「今日」がどれだけ奇跡的なことなのか、実感させられます。

なぜなら、「今日」が来る、という保証はどこにもないのですから。

 

 

 突き付けられる2択

 

私たちの日常にはストレスや不安がつきません。

そんななかでもし、これまでの不安がすっかりなくなった別の世界線を選択できるとしたら……。

そんなことを考えてしまうこともあります。

 

もし人間関係をまっさらな状態でスタートできるとしたら、それを選ぶでしょうか。

本作ではキョンも似たような選択を迫られます。

 

 

ハルヒのいる喧噪な日常を選ぶか……

ハルヒのいない普通の日常を選ぶか……

 

 

これは悩ましい問いですね。

私なら普通の日常を選んでしまうかも。

でも、平坦に過ぎる日常がおもしろさに欠ける、というのも分かります。

お腹いっぱいの時のごはんには魅力がありませんが、空腹時にはどんな料理でもおいしそうに見えます。

人間関係もそんなものなのかもしれないですね。

 

 

 感動の結末

 

今回の事件の黒幕は誰なのか。

その真相を知った時には涙が止まりませんでした

 

 

あの人が……

 

 

困っていても誰にも相談できないことってあると思います。

それが深刻な悩みであればあるほど相談できない。

そうやってひとりで問題を背負ってしまうのでしょう。

 

本当は本人からのアプローチがあればいいのだけれども、周りが気づいてあげる、という環境も大事だと思う。

当人に思わぬうちに過重な負荷をかけていないか、何もない日常、平然とした空気の中にこそ悪魔が潜んでいることもあります。

そこが難しいところですね。

 

 

本作は私が大学1年生の時に初めて見ましたが、アニメでは久しぶりに泣きました。

メッセージ性のあるいいアニメ映画です。

 

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

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 今日の一曲♪

 

snow blind -after-

(歌:fripSide 歌詞:Yuki-ka 作曲:Takumi Okamoto)

 

 

この高温ボイス。この曲はnaoさんにしか歌えない!

 

 

 

 

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