季節は秋。ですが、少し夏のアニメを紹介します。
というのも先日、小諸まで行ったときに駅舎にこのアニメのポスターが貼ってあったんですね。気になったので見てみました。
夏と言えば恋の季節。
春入学だとちょうどお互いに仲良くなる時期ですね。
うらみわびの「このアニメがおもしろい!」第9回。
勝手に評価表 |
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ストーリー |
☆☆☆☆ |
アクション |
☆☆☆☆ |
感動 |
☆☆☆☆ |
忘れられない3ヶ月がはじまる
どんな話?
霧島海人は自分が死ぬ夢を見る。そのとき誰かが手を差し伸べていた・・・。その一瞬が忘れられない。
彼は高校2年生。映像をとることが趣味で友人の石垣哲郎と映画製作を計画している。
そんなある日、彼の学校にある女子が転校してきた。見慣れない赤い髪。でもどこか引き付けられる魅力に海人は惹きつけられる。この時、彼はまだ知らない。彼女が自分にとってかけがえのない存在になることに・・・。
突然できた傷、病気? 宇宙人? のどかな田園地帯の日常と予測不能の展開の異色のハーモニー。この夏は特別だ。
ここに注目!
77億人いる地球人のなかから運命の人を見つける。そんな天文学的なことが実は恋愛だったりします。もしかしたら、いきなり大好きな人と結ばれるということは稀なのかもしれません。時には妥協しちゃうことも……。もしかしたら愛とは半分は付き合った後から育んでいくものかもしれません。
でも、自分の気持ちに嘘はつきたくない!
そう思うこともあります。
本作の登場人物の凄いところはそんなところにあります。もう、とにかく自分の気持ちは押し通す!人によっては嫌なタイプの人間たちかもしれませんね。彼ら彼女らは、とにかく後で憂いるようなことはしたくない。ダメ元でも自分の気持ちを伝えようとします。とにかくエネルギッシュ。複雑に入り混じる人間関係のなか、「映画」という1つの型の中に様々な想いが入り込みます。
本作では、女性キャラがけっこう奇抜! その最たるものがヒロインのイチカと檸檬ちゃん。イチカちゃんは第1話から謎のオーラ全開。「この子女子高生じゃないな」というものをにおわせています。その正体は後に明らかになるのでしょうか。
そして、檸檬ちゃん。私は檸檬ちゃんが好きですね。彼女は本当にthe不思議チャン。
・なぜ彼女だけ校内で服装が違う?
・彼女は本当に18歳?高校生?
・ピッキング!?盗撮!?
調べれば、彼女の血液型はOh型(番組公式ホームページ)。そりゃ謎が多いわけだ。(ちなみにイチカちゃんは星型)
そういえば小学生の時、塾で「クワ型」の子がいたわ(笑)
檸檬ちゃんは本作では製作総指揮 担当。表の監督が主人公の海人ならば彼女は浦野監督ですね。
檸檬ちゃんの凄いところは自分が思い描いたところはなんでも実行に移しちゃうところ。
思いつき → 行動
までがとても速い! そこに躊躇は存在しないのです。そこが凄い。だって、私だったら「できなかったらどうしよう」とか考えちゃうもん。そこが檸檬ちゃんの尊敬するところです。
檸檬ちゃんを演じる声優は田村ゆかりさん。最近見たアニメでは『のうりん』でヒロイン役として出演されていました。田村さんは本当に少女ルックスのキャラを演じるのがお上手です。まあ、今回は「見た目は少女、中身は大人!?」なキャラですが・・・。
声優さんでいうと、柑菜 役は石原夏織さん。彼女の声優の演技を見るのは今回が初めて。見終わってみて、私のなかでは石原さんが一番大変な役だった気がします。柑菜が一番、喜怒哀楽を表に出すキャラなのです。感情の使い分け。その分、演技に魂がこもっていたように感じました。
イチカ VS. 柑菜
本作では海人の前に突然現れたイチカと彼のクラスメイトである柑菜との間の恋のバトルも見どころです。イチカちゃんは年齢不詳ですが、絶対に高校生ではないので大人のお姉さん的存在。一方柑菜ちゃんは恋愛に対してはウブな高校生。対照的な二人と海人との距離の微妙な変化が各話で展開されていきます。
私個人は柑菜ちゃんに頑張ってもらいたい!(という言い方もおかしいのであるが・・・)
彼女、普段ははっきりものをいうタイプの女の子ですが、恋心を寄せる海人に対してはどうしても及び腰。でも、彼女の気持ち分かるなぁ。自分から行動してお互いの関係性が変わっちゃって好きな人に見放されちゃうのはどうしても嫌。だから今のままでもいい、と思っちゃうんだよね。
だけど、それだとイチカちゃんみたいな新手が現われたときに一気にピンチに陥っちゃう。そこで尻に火が付いたように思い切った行動に走っちゃうんだよね。一見すると支離滅裂な行動をしているようで彼女はとっても本気で真面目なんだと思うんです。だから応援したい。
↑
柑菜ちゃんはパンダの傘だったりパンダの手鏡だったり、パンダ好きらしい。
一方で、少し心配な面もあります。柑菜ちゃんは大好きな海人君の趣味に付き合っていますが、ちょっと歩調を合わせている感じ。海人君は海人君でそんな彼女の様子にはお構いなしな感じ。これ、カップルでときどきあることだと思うんだけど、女子が男子に合わせちゃう。女子は女子で相手に歩調を合わせることが普通、みたいに考えてるから自分でも気づいていない。それがとっても神経が磨り減ることに。デート回なんかみていると、とってもいい感じの二人なので柑菜ちゃんにはもっと自然体でいてほしいな、と思うんです。
(まあ、それができたら彼女はこんな奥手ではないんですけどね)
そして、りのんちゃん、かわいいですね!彼女(?)は何者なのでしょうか。イチカと共にこの世界を旅しているようですが、謎の生命体です。しかし、ただただかわいい♡ 「なっ!」だけで感情を表現する。こういうところ、『のうりん』の若旦那に似ています。
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