STYX レビュー | 文化系寄り道倶楽部

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アラフォーで2児のパパであり、80年代の音楽をこよなく愛し、ガンプラを愛で、パソコンをいじくり倒し、台所を妻から奪い取り、キングの小説におびえ、究極超人あ~るで笑いころげ、夜な夜なUST配信をしている

Paradise Theatre/STYX(1981)


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QUEENで洋楽に目覚めたワタシに次の方向性を示したアルバム。


まず、このSTYXというバンド。アメリカ3大プログレバンド?としてカンザス、STYX、BOSTONというのがあって、、、まあ、70年代イギリスで盛り上げっていたYESやキング・クリムゾン、ELPなどと並べるのはどうかというのはあるのですが。


ただ、「孤高」になりがちなイギリスのプログレに比べて、よりメロディアスで親しみやすくなっており、当時中学生のワタシでも、苦労なく聴くことができ、入門編としては十分なクオリティだったと思います。

(逆に言えば、ピンクフロイドなどは敷居が高すぎて、方面的な部分しかわからない)


アメリカのとある街(ボストン?シカゴ?)に栄えた劇場の繁栄と衰退を描いたコンセプトアルバムで、パラダイス・シアターツアーはとても完成度の高いライブだったときいてます。その後STYXは「Mr.ロボット」というコンセプトアルバムを出しますが、これについては賛否分かれるところでした。当時私もあまり好きなアルバムではなかったです。後のこの「Mr.ロボット」のツアーのライブビデオをみたのですが、とても完成度が高い内容になってました。そのメンバーのソロ活動が盛んになり、解散、そして90年代に再結成、メンバーチェンジをおこない今でも活動しています。

STYXの最大の特徴は、メンバーのうち3人がリードボーカルをとり、楽曲によってまったくことなる色を出せること。この利点を生かしたアルバムコンセプトのまとめ方は、この「パラダイスシアター」で完成をみたと言ってもいいでしょう。

STYXのBESTアルバムを聞くと、多彩というよりばらばらに感じてしまうのは、STYX自体が自らのアルバムコンセプトによってバンドを変えてきたことにあるかもしれませんが、メロディラインの美しさと、時に荒っぽい演奏は、イギリスのプログレバンドにはない魅力です。

05.07.31 11:47



STYX/KILROY WAS HERE(1983年)



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過去に取り上げたパラダイスシアターは間違いなく名作です。
しかし、このアルバムは迷作?

前作の大成功からこのアルバムの製作、そしてメインメンバーのソロ活動。これはロックバンド特有の苦節10年1発ヒット、名作排出、次回作微妙、メインメンバーのソロ活動、脱退、解散、、、再結成。


ロックの王道なのか?


アルバムの内容は決して悪くない。さらにいえば、このときのライブパフォーマンスは歴史に残るものだった。

パラダイスシアターで成功したコンセプトアルバムをさらにスケールアップした「KILROY WAS HERE」はオープニング曲ミスターロボットの冒頭、Do-Mo-A-Ri-Ga-To,Mr.ROBOT♪という日本語歌詞で有名。日本での受けを狙ったといわれても仕方ないが、曲の内容はそれほど親日な内容ではない

1曲1曲いろんなテーマを持っているし、このアルバムのタイトルも実に意味深いものではあるのだが。
(興味のある方はhttp://www.jc-i.jp/mr.htm


お勧めはアルバムラス前。Haven't We Been Here Before
とてもヴォーカルメロディのきれいな楽曲です。
ライブでもトミー・ショウ演しるジョナサン・チャンスとデニス・デ・ヤング演じるキルロイのヴォーカルの掛け合いが最高でした。

05.11.07 21:15