「新年!」
「あけまして!」
『おめでとうございまーす!!』
「はい、ドアップは終了!
これからいつもの大きさに戻っちゃいます!」
「一瞬だったね……」
「はい、新年一発目からそんな死んだ魚みたいな目をしない!
ぱっちり開いて行こうよ!」
「それもそうだね。元気出して行こう。
さて、去年は皆様、お世話になりました」
「ヘイヘイヘイ!
去年の話は止めようじゃないか!
我々は未来に生きて……いや、死んでるんだから!」
「単に思い出したくないだけでしょうが。
挨拶ぐらいしなきゃしつれいでしょ」
「でも実際2016年になったんだから、
今年はどうする、っていう話をした方がいいでしょ?」
「それもそうだね。
それじゃあ魔ちゃんはどんな年にするの?」
「分かるわけないじゃん!死んでるんだから!
でもまぁ、楽しい一年になればいいかなと!」
「前半は聞き流すとして、後半はその通りだね。
楽しくなればいいよね」
「年明けすぐにダークナイトもあるし、
今年はもっと怪談が盛り上がりるように、
みんなで祈りましょう!」
「メディア出演も増えるといいね!
皆さん、応援よろしくお願いします!」
「私達も成仏できるよう頑張りますので、
よろしくお願いしまーす!」
「それは良いことなの!?」